「琉球国王朱印状」を国の重要文化財に答申…「古琉球期」公文書5通、奄美群島が王国の一部と示す内容
📰 全文
国の文化審議会は、鹿児島県宇検村の「琉球国王朱印状」を国指定の重要文化財(古文書)に、同県さつま町の「小牧醸造石蔵」と「小牧醸造煉瓦(れんが)造煙突」を登録有形文化財(建造物)とするよう文部科学相に答申した。県教育委員会文化財課によると、朱印状は琉球王国の役人や神女(ノロ)を任命する際に発行された国王の印が押された公文書。特に薩摩藩による1609年の琉球出兵以前の「古琉球期」と呼ばれる時代のものは29通しか現存が確認されていない。答申された朱印状は1554~83年の5通で、かつて奄美群島が琉球王国の一部であったことを示す古文書で、個人が所有している。
小牧醸造が所有する石蔵(セメント瓦ぶき石造平屋建て125平方メートル)と、煙突(煉瓦造高さ8・76メートル)はいずれも1918年頃に建設された。川内川河畔の歴史的景観を現在に伝えるものとされている。