乾式貯蔵施設の住民説明会、九電に再度要望 鹿児島の市民団体
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【鹿児島】九州電力が川内原発(薩摩川内市)の敷地内で整備を計画する使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、市民団体「川内原発の乾式貯蔵を考える会」は12日、全県民を対象にした住民説明会の開催を九電に改めて申し入れた。考える会が4月8日に同様の申し入れをしたのに対し、九電は説明会を開くかは明示せず、「地域の皆様にフェース・トゥ・フェースのコミュニケーション活動を続けていく」と回答していた。
考える会は今回の申し入れで、「フェース・トゥ・フェースでは説明が一部の有力者に限定される」と反論。同会が県民を対象に実施したアンケートで住民説明会を「実施すべきだ」という回答が約9割を占めたことを挙げ、説明責任を果たすように求めた。
乾式貯蔵は電気と水を使わないため、貯蔵プールよりも信頼性が高いとされる。ただ、使用済み核燃料の搬出先となる再処理工場(青森県六ケ所村)の完成時期はこれまでに27回、延期されている。このため、考える会は「使用済み核燃料が川内原発に置かれ続けるのではないか」と指摘している。(宮田富士男)