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鹿児島県 大和小が文科大臣賞 「受賞は大いに励み」 池上校長、授賞式に出席
総合 奄美新聞 👁 5

鹿児島県 大和小が文科大臣賞 「受賞は大いに励み」 池上校長、授賞式に出席

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 【東京】大和村の村立大和小学校(池上祥一郎校長、児童41人)が、第80回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」(主催・環境省、公益財団日本鳥類保護連盟、後援・文部科学省、林野庁後援)で文部科学大臣賞に輝いた。10日、港区で開催された授賞式には池上校長(59)が出席し、記念式典に臨んだ。

 表彰式は同区虎ノ門ヒルズフォーラムを舞台に、常陸宮妃殿下臨席の下であったもの。大型連休を前にした1日、環境省から「第80回愛鳥週間・2026年度野生動物生物保護功労者表彰」と発表され、この日は、各地の参加者を含め約30人で行われた。

 「全国野鳥保護のつどい」は毎年5月10日から16日までの「愛鳥週間」の中心的行事。同つどいは、野鳥保護に関し、特に顕著な功績のあった個人、学校及び団体が対象者となっている。

 県内からは、長年ツルの生態調査に取り組んでいる出水市立鶴荘(かくしょう)学園が環境大臣賞を受賞。文科大臣賞の大和小は、①特別天然記念物アマミノクロウサギの飼育実績を基盤に、郷土教育カリキュラム「大和村スタイル」を掲げ、教育課程に「環境教育」を位置付け、児童の野生生物への理解と保護意識の醸成に取り組んでいる②外来種駆除、稚魚放流、海岸清掃活動等を実施し、身近な自然環境の保全に直接関わる実践的な野生生物保全活動を長年にわたり推進した③校内展示やリーフレット作成、記念講演等を通じ、アマミノクロウサギ飼育の歴史と保護の重要性を学校内外に発信し、地域と連携した普及啓発活動を行った―が評価された。

 緊張の面持ちで会場を出た池上校長は「歴代の校長や教職員、児童が頑張った成果だ。とてもいい環境だったことも大きい。受賞は大いに励みになる。奄美、大和村のアピールにもなった」と振り返った。一方、受賞は「保護者らは新聞等で知っているだろうが、児童には教えていない。サプライズで(受賞を)お披露目する機会を考えている」という。

 同校長は指宿市の出身。大和小に赴任して3年目だが、その前は伊仙町(鹿浦小)に勤務。「世界自然遺産地域」で児童と向き合ってきた。「どちらも、のびのびとした環境で素直な子どもたちばかり。今後も自然と子どもたちの関わりを見守っていきたい。気が引き締まる思いだ」。緊張がほぐれたのか、児童を思い浮かべ目尻を下げた。