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鹿児島県 全国最年少で全経簿記上級合格 鹿児島情報高2年・實村心香さん(伊仙中出身) AI甲子園に続く快挙
総合 奄美新聞

鹿児島県 全国最年少で全経簿記上級合格 鹿児島情報高2年・實村心香さん(伊仙中出身) AI甲子園に続く快挙

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 【徳之島】鹿児島情報高校情報システム科2年の實村心香さん(16)=伊仙中出身=が、公益社団法人全国経理教育協会(全経)主催の第221回簿記能力検定試験「上級」に合格した。高校1年生(受験当時)での合格者は全国で2人のみで、誕生日の関係から全国最年少記録も更新した。同時期開催の「AI甲子園」制覇に続く快挙となった。

 全経簿記検定上級は、日商簿記1級と並ぶ「簿記検定の最高峰」とされる難関資格。合格者には税理士試験の受験資格が与えられる国家試験レベルの検定として知られる。

 2025年度第221回検定は2月15日に実施され、全国で受験した高校生251人のうち、合格者はわずか17人で、一般を含めた合格率は13・56%だった。實村さんは入学からわずか11か月で難関突破を果たした。

 さらに今回の成果は、3月に山形県で開催された「第6回AI甲子園inやまがた」での活躍と並行して成し遂げたもの。同大会では全国の高校・高専46校、約100人(一部台湾含む)が参加する中で、「探究部門」で見事優勝、「競技部門」でも準優勝を収めたばかりだった。

 学校側によると、實村さんは簿記部に所属しながら寮生活を送る。放課後の練習に加え、朝練や夜間の自主学習、休日返上での対策にも取り組み、1日平均6時間を学習に費やした。商業簿記、財務会計、原価計算、管理会計の4科目全てで基準点をクリアし、高度な知識と実践力を身に付けたという。

 今後は、さらに難関とされる日商簿記1級取得や、簿記競技大会での上位入賞を目標に掲げる。「全国最年少合格」の称号を手にした實村さんの挑戦に、学校関係者や地元から期待の声が高まっている。

 【全経簿記検定上級】商業簿記、財務会計、原価計算、管理会計の4科目(各100点、計400点)で構成。合格には総得点70%以上(280点以上)が必要で、1科目でも40点未満がある場合は不合格となる。高度でバランスの取れた会計知識が求められる。