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鹿児島県・知名町で島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」記念の第10回公演、熱演で満席の観客魅了
総合 奄美新聞

鹿児島県・知名町で島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」記念の第10回公演、熱演で満席の観客魅了

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 【沖永良部】島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」の第10回記念公演(百合の会主催)が5、6日、知名町のあしびの郷・ちなであった。「えらぶゆり」が世界へ広まった歴史をテーマに、出演者42人が心のこもった演技で満席の観客を魅了した。

 ミュージカルは、島に自生するユリの花が「erabulily (エラブリリー)」として外国に輸出されるきっかけとなった実話を基に、鹿屋市出身の演出家、松永太郎さんが15年前に脚本を手掛けた。以来、島内外で公演を行い、昨年は初の関西公演を実現させた。

 舞台は2部構成。島の高校生ユリが、留学先の先生が持つ不思議な力によって、ユリの生い立ちにまつわる物語を知るところから始まる。ユリの曾祖母ナミとカナダ人の植物採集者アイザックとの出会いとその後を演者が熱演した。

 劇中では、息の合った踊りや歌が披露され、特別出演した和泊町出身のシンガーソングライター、大山百合香さんが沖永良部民謡「リンガースーライ」などの劇中歌を感情豊かに歌い上げ、観客を物語の世界へ引き込んだ。

 この日は、龍郷町青少年ミュージカル「KIKUJIRO」のメンバー11人が観劇。大島高校1年の姫野千葵さん(15)は「演者の表情が豊かで、みんな輝いていた。とても格好良かった」と話した。

 ユリ役の冝喜心さん(18)=沖永良部高校3年=は「高校卒業後は大学進学を考えているので、今回が最後の出演。楽しく演技しようと心掛けた。島を離れても沖永良部島には、こんなに素晴らしいミュージカルがあることを多くの人に伝えたい」と笑顔で語った。