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自民改憲案に「賛成」32%、「反対」26% 9条改正は4割超が「必要ない」、「必要」の3割弱を上回る 南日本新聞・鹿児島県民意識調査
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自民改憲案に「賛成」32%、「反対」26% 9条改正は4割超が「必要ない」、「必要」の3割弱を上回る 南日本新聞・鹿児島県民意識調査

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 南日本新聞社の鹿児島県民への意識調査では、戦争の放棄と戦力不保持を定めた憲法9条の改正には4割超が「必要ない」と回答し、「必要」の3割弱を上回った。他方で、自衛隊明記などを含む自民党の憲法改正案については「賛成」32.9%、「反対」26.0%となった。改正案に一定の理解を示しながらも、9条の理念を重視する県民の思いが透ける。

 自民党は、憲法9条への自衛隊明記や緊急事態条項創設など改憲案4項目をまとめている。戦争の放棄と戦力不保持をうたう9条の1、2項は維持するとしている。

 自民改正案に反対する人だけでなく、「賛成」と答えた人の約2割も9条改正は「必要ない」と回答した。1、2項を含む9条の見直しには依然として慎重な世論が伺える。

 改正案への賛否は、性別による違いがみられた。男性は「賛成」45.1%、「反対」26.5%。一方、女性は「反対」25.6%、「賛成」20.1%だった。女性は「どちらともいえない」「わからない、答えない」と態度を保留する回答が5割を超えた。

 高市早苗首相は4月の自民党大会で、党是の憲法改正について、来年春までに国会発議のめどを立てたいと意欲を示した。衆参両院の憲法審査会に改憲条文の起草委員会を設置し、改憲原案の国会提出を目指している。

■質問項目と回答

(数字は%、端数処理で合計が100%にならない場合もある)

【問1】自民党は、憲法改正の議論を加速させる構えを見せています。今の憲法を改正する必要があると思いますか

改正する必要がある 34.4

改正する必要はない 28.3

どちらともいえない 25.9

わからない、答えない 11.3

【問1-1】憲法を改正する必要があると思う理由は何ですか

占領下にアメリカ主導で制定されたから 16.0

規定が時代に合わなくなってきているから 42.5

国の自衛権や自衛隊の存在を明確にすべきだから 30.9

新たな権利や義務を盛り込む必要があるから 8.1

その他 2.2

【問1-2】憲法を改正する必要はないと思う理由は何ですか

平和主義と戦争放棄を掲げているから 64.7

基本的人権が守られているから 5.8

今の憲法で不都合なところはないから 20.5

解釈次第で情勢の変化に対応できるから 5.8

その他 3.0

【問2】「戦争の放棄」と「戦力を持たないこと」を定めた憲法9条を改正する必要があると思いますか

改正する必要がある 28.4

改正する必要はない 41.4

どちらともいえない 21.0

わからない、答えない 9.1

【問3】憲法を見直すとした場合、あなたは議論の対象としてどの項目を優先すべきだと思いますか

9条 21.5

緊急事態条項 11.6

敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有 12.5

国会や選挙制度 16.8

教育 7.1

環境権 2.9

知る権利やプライバシー保護 4.9

性的少数者の権利 2.1

その他 8.6

議論すべき項目はない 11.6

【問4】自民党は、憲法9条について、戦争放棄の1項と、戦力不保持を定めた2項をそのままにして、新たに自衛隊の存在を明記する憲法改正案を提案しています。この9条改正案に賛成ですか、反対ですか

賛成 32.9

反対 26.0

どちらともいえない 29.4

わからない、答えない 11.4

 ▽調査の方法=鹿児島県内の18歳以上を対象に4月11、12の両日、固定電話にコンピューターで無作為に発生させた番号をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。自動音声応答通話(オートコール)方式を採用。加えて、有意抽出によるインターネット調査もした。電話519人、ネット512人の計1031人の回答を得た。性別の内訳は男性523人、女性492人、答えない16人。