鹿児島県 天城町「わいど~む あまぎ」 徳之島に新観光拠点誕生 VR体験、農産物直売所も併設 3日落成式・記念イベント
📰 全文
【徳之島】天城町が整備が進めた、あまぎ自然と伝統文化体験館「わいど~む あまぎ」(同町浅間)が完成し、3日に落成式と記念イベントが開催される。翌4日には、こけら落としとして記念闘牛大会「全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦」も行われ、新たな地域拠点の船出を祝う。同施設は、徳之島の自然や伝統文化を体験・発信する複合施設として整備された。闘牛文化の継承のみならず館内には、360度の3DVR(仮想現実)映像で島の魅力を体感できる「シマあそびっくす」をはじめ、農産物直売所「空の駅あまぎ」も併設。観光と地域振興の両面での活用が期待されている。
設置・運営コンセプトは、①島唄や踊り、闘牛など多彩な伝統文化の発信②希少な動植物や海底鍾乳洞「ウンブキ」などの自然体験③食文化の体験・学習の提供――の3本柱。「伝統文化・観光体験の複合施設」として、島内外からの来訪者に徳之島の魅力を伝える。
上屋付きのドーム型闘牛場は同島内で2例目で、観客約3千人を収容可能。場内には多目的ステージも備え、闘牛を中心に各種イベントや芸能発表の場としても活用される。
併設の「シマあそびっくす」では、横7・5㍍×縦2・5㍍の大型スクリーンによる「あまぎシアター」や、ゴーグルを通じ各名所を等身大で360度体験できる「あまぎVR」なども設置。高度な潜水技術を持つ専門家しか到達できない水中鍾乳洞のVR探検も用意され、貴重な疑似体験が楽しめる。
一方、「空の駅あまぎ」は地産地消をテーマに、町内産の新鮮な野菜や果物を中心に販売。運営は、長年直売所を手がけてきた女性団体に委託。隣接するイノシシ肉加工販売「山猪工房」や海産物販売「うおっちょ」、町総合運動公園「B&G海洋センター」との連携も図り、持続可能な観光地域づくりと地域コミュニティーの活性化につなげる考えだ。
新施設の誕生により、観光振興と地域文化の継承を両立する新たな拠点として期待が高まっている。
問い合わせは▽同館(町商工水産観光課)電話0997・85・5149▽VR「シマあそびっくす」電話85・2700▽「空の駅 あまぎ」電話85・5366。