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食品表示法違反容疑で水迫畜産を家宅捜索 鹿児島県警
総合 南日本新聞

食品表示法違反容疑で水迫畜産を家宅捜索 鹿児島県警

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 指宿市の水迫畜産が牛肉商品の牛種や原産地などを不適正に表示していた問題で、鹿児島県警は26日、意図的に表示を偽って販売した疑いが強まったとして、食品表示法違反容疑で、鹿児島市の加工施設と指宿市の事務所を家宅捜索した。県内で過去最大規模の不適正表示問題は強制捜査に発展した。

 捜査員らは午前11時過ぎに加工施設、午後0時半ごろには事務所に到着。それぞれ家宅捜索に着手した。午後7時40分ごろ、加工施設の正面玄関から段ボール箱を抱えた捜査員が次々と現れ、車に運び込んだ。

 県警によると、生活環境課や関係警察署約40人態勢で牛肉の仕入れなどに関する書類やデータを押収する手続きを始めた。事務所の捜索は終え、加工施設は引き続き27日も調べる。

 農林水産省によると、少なくとも2023年から約1年間に出荷した計約27トンに関し、他県産の牛肉を「鹿児島県産」、交雑種などを含む牛肉を「黒毛和牛」と表示。異なる個体識別番号の原料牛肉を使っているのに、一つの識別番号のみを表示した。

 大半はふるさと納税の返礼品として、枕崎、南九州、指宿など8市町が扱った。少なくとも計4万7000件発送され、寄付額は7億4000万円を超える。

 同省は今年3月に食品表示法などに基づく是正指示・勧告を出し、今月21日には県と合同で立ち入り検査した。同社はこれまで、記者会見で謝罪した上で「商品のロット番号管理のミスで、意図的な不正はない」などと説明している。

 同社によると、25年3月期の売上高は57億7000万円。従業員は約60人。県内では指宿、南九州、姶良、鹿児島の4市に牧場がある。