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希少生物の繁殖、子育て紹介 動物園の飼育員が講演 奄美博物館
総合 南海日日新聞 👁 1

希少生物の繁殖、子育て紹介 動物園の飼育員が講演 奄美博物館

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 2026年度第6回奄美博物館講座「動物園におけるアマミトゲネズミとルリカケスの生息域外保全の取組」(奄美市立奄美博物館、世界自然遺産推進共同体共催)が2日、鹿児島県奄美市名瀬の同博物館であった。島内から42人が来場。本土の動物園でアマミトゲネズミとルリカケスの飼育を担当している2人が講演し、動物園での飼育を通して解明されたことなどを紹介した。

 国内の動物園では生息域外保全の取り組みの一環で、調査研究などを目的にアマミトゲネズミとルリカケスを飼育。今年10月現在、飼育を行っているのはアマミトゲネズミ10施設、ルリカケス6施設。

 この日、講師を務めたのは、鮫島弘士さんと奥谷秋華さん。鮫島さんは鹿児島市の平川動物公園でアマミトゲネズミの飼育を担当しており▽繁殖は12月~2月に多く、7月は確認されていない▽妊娠期間は約30日▽出産頭数は1~7頭▽授乳期間は約1カ月▽生後2カ月ほどで巣立つ―ことなど、飼育下で得られた新たな知見を紹介した。

 奥谷さんは東京都の恩賜上野動物園でルリカケスの飼育を担当。▽卵の育成に適した環境条件は温度37・6度、湿度55%▽卵の育成期間は約20日▽23日齢で自力採食できる―などと紹介。人間が飼育したひなの体重は親鳥が育てた場合に比べ、初めのうちは増加が抑えられていたが、成長するにつれて正常に発育したという。

 講演を聞いた参加者は、トゲネズミが繁殖を始める時期やルリカケスの鳴き声などについて質問。鮫島さんは「雄のトゲネズミは生後6~8カ月から繁殖する」、奥谷さんは「ルリカケスは、鳴き声以外にも飼育員の会話をまねることがある」などと答えた。

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