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産学官連携などテーマに講演 奄美市で合同シンポ開幕 東大大気海洋研
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産学官連携などテーマに講演 奄美市で合同シンポ開幕 東大大気海洋研

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「プラネタリーヘルス:奄美が示すセカイの羅針盤」と題した合同シンポジウム(東京大学大気海洋研究所主催)が5日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAで開幕した。初日は幅広い分野で業務、研究に取り組む9人が講演。それぞれの分野の事例紹介を基に、産学官連携の今後の展開について考えを巡らせたほか、奄美大島の近代(戦争)遺跡をはじめ人文社会分野に関する知見も深めた。

 同研究所は、研究成果の発信と今後の発展、産学官連携の推進に向けた意見交換などを目的に2022年度から毎年、奄美大島でシンポジウムを開いている。

 今回は「亜熱帯Kuroshio研究教育拠点の形成と展開事業」と「市民参加による海洋総合知創出手法構築プロジェクト」の両事業による合同シンポ。7日までの3日間で政経、自然、歴史など多彩な分野の研究者、有識者ら30人余りが講演やトークセッションを繰り広げる。群島内の高校生らによるポスター発表もある。

 最初に講演した環境省奄美群島国立公園管理事務所の山本以智人さんは、国内初となる今年6月のアマミヤマシギとオオトラツグミの保護増殖事業の完了について紹介。事業完了は「マングース根絶に続く快挙」とし、官民連携の取り組みが実を結んだことを強調した。

 地元のスーパー「グリーンストア」代表取締役社長の里綾子さんは「小売から見た奄美の文化と食」と題して講話。奄美大島には新暦1月1日、同1月15日(小正月)、旧暦1月1日と、3回の正月をはじめ年間を通してさまざまな行事があることや、三献などの料理もシマ(集落)ごとで使う食材に違いがあることなどを紹介した。

 里さんは、島の旧暦・伝統行事に合わせて売り場を展開し、島民の暮らしや文化を守ることが「自分たち(小売)の生き方」と述べ、〝島の台所〟としての誇りをにじませた。

 瀬戸内町教委の鼎丈太郎さんは、町内にある近代遺跡の調査方法に関する現状と課題について講話。天城町教委の具志堅亮さんは、沖縄、奄美での考古学研究の進捗(しんちょく)などを紹介し、奄美群島に人類がどのようなルートで渡来したか、考察を交えて伝えた。
 6日は17人が登壇する予定。

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