九州高校野球 鹿児島商、決勝進出ならず 随所で持ち味発揮 夏への決意新たに
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第158回九州地区高校野球大会第6日は25日、鹿児島市の平和リース球場で準決勝2試合があった。鹿児島商はエナジックスポーツ(沖縄)に2-9の7回コールドで敗れ、決勝進出はならなかった。もう1試合は沖縄尚学が九州国際大付(福岡)を6-2で破った。最終日は27日、同球場で決勝があり、エナジックスポーツと沖縄尚学が対戦する。
【評】鹿商の先発福元は粘投を続けたが、6回に4長短打を集められ力尽きた。攻撃では序盤に無死一、二塁の好機を生かせなかったのが響いた。エナジックスポーツは機動力を生かしながら、ミスにもつけ込んだ。
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○…堅守と終盤の勝負強さで勢いに乗り鹿児島県勢で唯一4強入りした鹿商。中盤以降に力尽きたが、機動力が光るエナジックスポーツの盗塁を四つ阻止するなど随所で持ち味を発揮した。塗木監督は「走攻守全てで相手が上だった。ただバッテリーの成長も見られ、学びになる試合だった」と振り返った。
最少失点にしのいでいた福元は6回につかまった。「コースを攻めた結果、四球になってしまった」。制球力を武器に丁寧に投げ続けたエースは、1イニングのわずかな乱れを悔やんだ。
ただ直後の裏の攻撃では、鹿商らしい粘りで打線をつなげた。馬場の左前打を皮切りにつくった好機で大里が初球をしぶとく左前に落とし1点を返す。さらに2死一、三塁からは相手の隙を突き重盗を決め、磨いてきた走塁も示した。福元は「1人も気持ちを切らさず、全員で攻めていけた」と語った。
九州の舞台で3試合を戦った実りは多い。今井主将は「バットコントロール、走塁など見習うものが多かった。私学の強豪に力負けしない打撃と走塁技術を身に付け、夏につなげる」と決意を新たにした。