「ダイサギソウ」開花 自生地に一株残る 29日の最低気温 名瀬など今季最低 鹿児島県
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10月も残りわずか。29日の鹿児島県奄美地方の最低気温は、気象庁の観測地点では奄美市名瀬など3地点が20度を下回り今季最低となった。ようやく気温の低下が感じられるようになった中、絶滅危惧種の地生ラン「ダイサギソウ」が開花している。盗掘が繰り返される植物で、確認された自生地には一株が残るのみ。最低気温が今季最低となったのは、名瀬(18・1度)、喜界町(18・9度)、天城町(19・2度)で名瀬と喜界が11月中旬並み、天城が同上旬並みまで下がった。日中は晴天が広がり日射があると暑さを感じるものの、晩秋の気配が増している。
ダイサギソウの花期は9~10月とされているが、開花が確認されたものはまだツボミが残っている。千葉県以西に分布するが、奄美群島では奄美大島、徳之島に分布。和名はシラサギの飛翔を彷彿(ほうふつ)させることから。日当たりの良い林縁に生え、花の長さは2~2・5㌢と小さい。
盗掘が繰り返されるため自生地は貴重。純白の清楚な花は常緑の野山に生えるだけに、自生の環境を保つ姿勢が求められそうだ。
奄美大島5市町村は2013年、希少な動植物の保護を目的に共通の保護条例を制定。ダイサギソウも対象になっており、捕獲や採種を禁じている。違反すると1年以上の懲役か50万円以下の罰金が科せられる。
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