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地場産品 シールでPR 消費促し、島の生産者応援 奄美大島
政治 南海日日新聞

地場産品 シールでPR 消費促し、島の生産者応援 奄美大島

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 青果店などに陳列されている農産物のうち、地場産品であることが一目で分かる「地産地消シール」の活用が今月、鹿児島県の奄美大島で始まった。島内5市町村など関係機関で構成する大島本島地区農産物地産地消推進協議会が、地場農産物の周知と消費促進を目的に作成。島内の店舗で販売する地場産品に貼付し、地場産をPRする。関係者は「シールを目印に地場産品を手に取り、島の生産者を応援してほしい」と話している。

 シールは円形で緑や土をイメージした配色。中央に「島育ち」の文字を配し、奄美大島産であることをPRしている。直径5センチと同3センチの2種類がある。

 今月から、奄美市の公設地方卸売市場「名瀬中央青果」にある名瀬青果食品協同組合(約80事業所)を通して、青果物の買受人に無料で配布。店内に陳列する地場産品に貼ってもらっている。

 同協議会事務局の奄美市農林水産課によると、地場産PR用の野菜袋などはこれまでもあったが、「さまざまな地場産品に活用できる汎用性の高いものに」と新たにシールを作成。デザインも島内のデザイナーに依頼して刷新した。

 同事務局の上野孝貴さん(38)は「シールを通して地場産を知ってもらい、それぞれの家庭の食卓でも話題に上がるようになればうれしい」と語った。

 名瀬中央青果の中村博光社長(66)は「価格や見た目(外観)で商品を選ぶ人は多いと思うが、島の生産者が丹精込めて作った地場産の価値にも意識を向けてほしい。それが島の産業、経済にも好循環をもたらす。シールがそのきっかけになれば」と期待する。

 島内の複数の店舗では、このシールを貼った商品がすでに陳列されている。奄美市内のある店舗のスタッフは「お客さんから、地場産かどうか尋ねられることは多いので(PRシールは)いい取り組みだと思う」と話していた。