鹿児島県 事故多発〝変則交差〟を診断・協議 亀津市街地の交通あい路 徳之島署など関係者 危険箇所を確認
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【徳之島】2026年度交通事故多発地点等特別対策合同現場診断及び検討会(徳之島署主催)が28日、徳之島町亀津市街地の町道交差点であった。過去に「日本一危険な通学路」と報じられた亀津小・中学校周辺の生活道路を対象に、関係機関や学校、地域住民代表など約25人が参加。現場の危険箇所を確認し、路面表示の工夫や速度抑制策など、安全対策について意見を交わした。現場は、「御食事処はるみちゃん」前の旧県道と町道が交わる変則交差点。道幅が狭く、見通しも悪い上、朝の通勤・通学時間帯には交通量が増加する。過去3年間に物損事故が7件(車両の出合い頭3件、すれ違い時2件など)発生。幸い歩行者が巻き込まれた事故は確認されていないが、児童・生徒の安全確保が課題となっている。
冒頭、黒江一宏署長は、管内の今年の人身事故が11件と前年同期比で2件減少した一方、死亡事故2件(2人)の発生を憂慮。「例年、年末にかけて交通事故が増える傾向にある」と述べ、取り締まりと併せ、関係団体が連携した交通安全活動の強化に協力を求めた。
現場診断後は近くの亀津北区公民館で検討会。学校や地域住民から具体的な課題や要望が相次いだ。亀津小は児童336人の多くが利用する通学路について「道幅が狭く、危険を感じている」と指摘。スクールゾーンやゾーン30の周知・啓発、安心・安全な道路環境整備を要望。
亀津中側も、台風などの悪天候時に保護者の送迎車両が集中し、周辺道路で渋滞がひん発。住民からも、ブロック塀や植木などで歩行者や交差車両が見えにくいことや、変則交差点の構造上、車両の動きが分かりにくいことへの懸念を示した。
ほか、対策として「止まれ」の標識の視認性向上や、路面への「止まれ」「30㌔」などの表示、一時停止違反の取り締まり強化を求める意見が出された。
同署と県警本部交通規制課は、現場では出合い頭事故が多いとも説明。路面表示の工夫や、物理的な手法で車両の速度を抑える「ゾーン30プラス」の導入について、道路管理者と協議する考えを示した。一方通行などの交通規制は、沿道住民の日常生活への影響を踏まえ、慎重に検討する必要があるとも。
徳之島町建設課は、亀津中沿い町道については用地買収や道路拡幅を進めていると報告。老朽化が進む「大瀬橋」についても架け替えの設計を進め、周辺の道路幅員拡張を視野に入れて検討する方針を示した。
検討会終盤では、県警本部の古賀義規交通事故分析官が、違反自転車への青切符導入と、生活道路における自動車法定速度30㌔への改正道路交通法の内容を解説。自転車のヘルメット着用や保険加入の徹底に向けた啓発協力も呼び掛けた。


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