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奄美市、大島郡とも3店 20年度以降、大島郡は4店舗減 図書館との連携で活路も 市郡別書店数 鹿児島県
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奄美市、大島郡とも3店 20年度以降、大島郡は4店舗減 図書館との連携で活路も 市郡別書店数 鹿児島県

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 鹿児島県内の書店数(2026年3月時点)を市郡別にみると、奄美の状況は奄美市3店、大島郡も同じ店舗数となっている。20年度以降の推移では奄美市は変わらないが、大島郡は4店舗も減少。書店のない自治体が増えている中、県内では書店の文化的役割を共有するため、書店と図書館の連携の動きが出ている。

 九州経済研究所(KER=鹿児島銀行系シンクタンク)が調査レポートでまとめた。

 それによると、県内の無書店自治体は垂水市や伊佐市の市部を含めて18に上り、県内43市町村の41・9%を占める。この割合は全国で9番目に高い。市郡別の書店数をみても多くの地域で減少。最も多い鹿児島市(29店)も6年間で10店舗減少した。同市に次ぐのは霧島市(6店)で、書店数二桁は鹿児島市以外にはない。郡部で書店ゼロは出水郡で、姶良郡、曽於郡は1店にとどまっている。大島郡の推移をみると20~22年度は7店だったが、23~24年度に4店に減少し、25年度以降3店となっている。また、県書店商業組合まとめでは、組合員数はピーク時(1996年)の約250から、26年には51へと約5分の1に減っている。

 要因では、人口減少や読書習慣の変化、ネット通販や電子書籍の普及など複数あるが、レポートでは「書店の収益構造にも課題がある」と指摘。委託販売により売れ残りのリスクを抑えることができるものの、人件費や家賃、返品作業などの負担は残る。書店の粗利率は一般的に22%とされ、販売量が減るほど、こうした費用を賄うことは難しくなるため。「雑誌などの販売量に支えられてきた薄利多売の経営モデルは、成り立ちにくくなっている」と分析する。

 厳しい経営状況にあるが、活性化策として県内でも書店と図書館の連携の動きがある。姶良市では昨年11月、㈱未来屋書店(本社・千葉市)と地域連携協定を締結。現在、図書館には書店でのランキングや、ネットで本を注文できるQRコードを掲示。貸し出しの順番を待たずに読みたい人などがその場で注文し、未来屋書店姶良店で受け取れ、図書館と書店をつなぐ仕組みとなっている。

 「街の書店は、様々な本との出会いをもたらす文化の拠点。専門書から文芸作品、趣味やファッションの本まで、幅広い情報に触れることができる」「ネット通販では購入・検索履歴に応じて本が薦められる一方、書店の棚では、これまで関心のなかった分野の本に出会う楽しみもある」として、レポートでは「こうした場を残すには、書店の文化的な役割を共有するとともに、事業として続けられる条件を整える必要がある」と受け止めており、図書館との連携や地元書店からの資料調達など地域で実行できる取り組みを積み重ね、その効果の検証を提案している。

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