「桜島で熟成」が新たな付加価値に 火山の微細な振動を活用した焼酎づくりに期待
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鹿児島の本格焼酎の出荷量が、13年ぶりに前の年を上回り、業界は焼酎の新たな魅力の発信に取り組んでいます。桜島の火山活動を観測する坑道で、23日貯蔵していた焼酎が搬出され、新たな焼酎も搬入されました。砂防施設のある桜島の有村観測坑道。
(久保田明音アナウンサー)
「普段、桜島のひずみを観測している坑道です。気温が19度に保たれていて涼しく感じます。こちらに焼酎を貯蔵します」
2024年から行われている焼酎の貯蔵です。気温約19度、湿度約80%に保たれた坑道で焼酎を貯蔵し、桜島の噴火による振動などが、味や香りにどのような影響を与えるのか、調べるために行われています。
(鹿児島大学・髙峯和則教授)
「私たちが体では感じない微細な振動。焼酎の熟成は振動でも熟成が進むといわれている」
県内13の蔵元の312本が貯蔵されていて、このうち1年間貯蔵した192本を23日搬出し新たな焼酎を搬入しました。2年間貯蔵する焼酎もあり、貯蔵期間による違いも調べます。
(小正醸造・小正倫久社長)
「鹿児島といったら桜島というワードが出てくる。そこに貯蔵したというロマンを感じる。今日も朝噴火していたからびっくりした。そんなエネルギーを蓄えた焼酎に仕上がっている」
(県酒造組合・田中完専務理事)
「桜島で貯蔵したというのが付加価値として伝わっていくことを期待したい」
味や香りにどのような変化が生まれるのか、鹿児島の焼酎の新たな魅力につながるか注目されます。23日搬出した焼酎は今後各蔵元が行うイベントなどでふるまわれるということです。
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