鹿児島市の市街地再開発、当初予定を2年過ぎても事業計画案を作成できず…建設コストの上昇で練り直し
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鹿児島市加治屋町の市街地再開発事業で、事業計画の策定作業が当初予定から少なくとも2年程度遅れていることがわかった。建設コストの上昇で計画の練り直しを迫られているためで、2027年度着工、30年度完成としている事業スケジュールがずれ込む可能性もある。(渡部優斗)計画地はJR鹿児島中央駅と天文館を結ぶ「電車通り」に面する加治屋町1番街区。21年に家電量販店が閉店した後、同街区の土地の約半分を所有するJR九州などの地権者が再開発に向けた協議を始め、24年に再開発準備組合を設立。同年、市が都市計画決定した。
当初の予定では、地権者らが24年9月に事業計画案を作成した後、25年度には県の認可を受け、複合ビルの実施設計に着手。26年度には権利変換手続きを終えて27年度の着工、30年度の完成を目指していた。総事業費は200億~300億円を見込んだ。
しかし、物価や人件費の上昇などを受けた建設コスト高といった市場環境の変化もあり、資金計画などの練り直しに時間を要しており、現在も事業計画案の策定には至っていない。
着工には、再開発組合の設立や計画案の認可などの手続きが必要となる。再開発を主導するJR九州は「当初想定していたスケジュールからは遅れているが、本組合設立に向けて、エリアの活性化につながる計画を検討している」と着実に計画を進める姿勢を示した。
当初計画では、複合ビルは高さ100メートルの地上26階建てで、延べ床面積は約5万2600平方メートル。1、2階に店舗やオフィス、3階以上は約420戸の分譲マンション、市民や観光客の憩いの場として、ビルの両端に広場を設けるとしていた。


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