マッコウウォッチ1万人に迫る スイムツアーも好評 大和村・宇検村沖合 新たに徳之島沖でも確認 鹿児島県
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奄美クジラ・イルカ協会(興克樹会長)は21日、2026年シーズン(4~10月)のマッコウクジラ発見頭数が360群389頭(25年192群320頭)だったと発表した。23年から本格実施しているスイムツアーの参加者は3906人(同1365人)、マッコウウォッチは9950人となり1万人に迫った。同協会は20~21年、鹿児島県・奄美大島西方(大和村・宇検村沖合約15㌔)の奄美海盆海域(水深950㍍)における調査でマッコウクジラの生息を確認、23年から本格的なスイムツアーをスタートした。
参加者数は出航日数の増加に伴い年々増えており、26年は出航日数140日(同108日)、うち発見日数103日(同80日)で、発見率は73・6%だった。
期間中の発見頭数は、360群389頭(同192群320頭)。個体識別頭数は28頭(うち15頭は過去にも識別した個体)。
これまでの調査で、同海域では若いオス個体が多く滞留することが明らかとなっている。6月下旬から10月中旬にかけ長期間滞留したオス5頭の群れは人慣れしてきており、海面にとどまる姿を数㍍の距離で観察できるようになったという。
また、今年になって調査範囲を拡大したところ、奄美海盆南西海域(徳之島の北西数十㌔)で新たに滞留を確認した。
同協会マッコウ部会の才秀樹部会長は「ルールを守ることによって年々人慣れしてきていると感じる。スイムツアーの質も向上し、参加者の満足度も上がり、やりがいを感じている」と話した。
マッコウクジラは、歯を持つハクジラ類で最大の種。巨大な頭部を持ち、深海での活動に適した「脳油」と呼ばれる油を蓄えて浮力を調整する。「性二型(せいじけい)」と呼ばれるようにオス・メスの性差が顕著で、オスは約17㍍(50㌧)、メスは約12㍍(25㌧)。
深海でイカを食餌するため、950㍍の深い海盆がないと暮らしにくいため、他地域の近海にはいないとされている。


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