救急車同乗実習で覚書 陸自奄美警備隊と締結 「大規模災害で連携期待」 大島地区消防組合 鹿児島県
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鹿児島県・大島地区消防組合と陸上自衛隊奄美警備隊は21日、救急車同乗実習に関する覚書を結んだ。2023年度から取り組む同実習の連携強化を図り、実際の救急現場で自衛隊員が、救急隊員の指示下で、適切な応急処置などを行うとする内容。同様の締結は、陸自は第3後方支援連隊(兵庫県)が地元消防と、県内の消防では大隅肝属地区消防組合(鹿屋市)が海上自衛隊と結んだ事例があるという。
実習はこれまで、年1、2回行われ、奄美警備隊から衛生科隊員が2、3人参加。覚書では、実習を救急現場などで行い、自衛隊員が救急隊員と現場に赴き、実際の傷病者に対し消防の指示の基、応急処置などを行うことが明記。
現場での実習では、救急救命士の特定行為を除く補助的な役割を担い、傷病者の観察や応急処置、搬送技術、病院との連携要領を習得する狙いがあるという。
同日、締結式が奄美市役所であり、同組合管理者の安田壮平奄美市長と奄美警備隊長兼奄美駐屯地司令の堀内高志1等陸佐が覚書に署名。安田市長は「管轄地域が1市5町村にまたがり、地域特有の課題に対応するため、平時から互いの活動を理解し、顔が見える関係を築いていくことが大切」とし、「起こり得る大規模災害や救急救助事案で、より円滑な連携につながることを期待する」と述べた。
堀内1佐は「今回の締結で、より円滑に実習ができるものと期待している」とし、「離島である奄美群島は、台風や豪雨災害などが発生した際、特に初動が大切になる。平素から、現場レベルで顔が見える関係を構築することが何より大事」などと話した。
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