シルク産業の可能性探る サミットに養蚕業や研究者ら150人 奄美市
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日本の養蚕・蚕糸技術の継承とシルク文化の発展を目的としたシルクサミット2026in奄美(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構など主催)の講演会が22日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAであった。奄美大島内外から約150人が来場。養蚕業者やシルク関連企業、研究者のほか、絹を原料とする本場奄美大島紬の関係者や養蚕に欠かせない桑の活用をテーマに活動する高校生グループも登壇し、奄美大島のシルク産業発展の可能性を探った。同サミットは2001年から全国各地で開催されている。今回が27回目で、奄美での開催は10年ぶり。講演は3部構成で①環境とともに進化するシルクと医療・化粧品②伝統技術・人材・地域をつなぐ奄美大島紬産地の新たな挑戦③地域資源としてのシルク・桑の新たな活用―をテーマに8団体の発表があった。
シルクを用いたスキンケア商品の製造・販売を手掛けるアーダン(本社奄美市名瀬)の西博顯社長は、シルク繊維を構成するたんぱく質「フィブロイン」に傷の治りを助ける機能があると紹介。「遺伝子組み換え技術でさらに機能を高められる」と期待した。
県立大島北高校「マルベリー班」の5人は、桑の実・葉の食品への活用と産業化に向けた同班の取り組みを報告。農家と事業者、高校生が桑の生産と商品製造、広告を分担して行うビジネスモデルを打ち立て、「伝統的なシルク文化を背景に、桑を通して全国に奄美をPRしたい」と述べた。
このほか、本場奄美大島紬の若手生産者らによる技術継承と販路拡大のプロジェクトや地元自治体などによる紬産地再生事業、奄美の養蚕業復活に向けた取り組みの報告、研究機関のシルク産業への技術支援の紹介があった。
23日は龍郷町などで産地視察がある。

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