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スズメダイに「若白髪」? 新種の寄生虫を発見 鹿児島大など発表
総合 朝日新聞

スズメダイに「若白髪」? 新種の寄生虫を発見 鹿児島大など発表

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 鹿児島大などはスズメダイに寄生する新種のヒジキムシ科カイアシ類の寄生虫を発見した、と発表した。宿主魚の体外に出ている卵のうが「白髪」のように見えることから、標準和名を「スズメノワカシラガ」と命名した。研究成果は、国際的な海洋生物の学術雑誌「マリンバイオディバーシティー」のオンライン版に9月18日付で掲載された。

 発見したのは、大学院理工学研究科の上野大輔教授(水族寄生虫学)。約20年前から寄生虫の研究を続けており、2015年に鹿児島大へ赴任したことをきっかけに薩南諸島周辺の海に生息する寄生虫に関心を持ち、調査を始めた。

 ヒジキムシ科カイアシ類の寄生虫は小型の甲殻類で、カジキマグロやクジラなどに寄生することで知られる。上野教授は現地へ足を運び、海に潜って寄生された状態のスズメダイを採取して調べた。これまで見つかったカイアシ類の近縁種に比べて、頭部が背中に向けて反っていることや頭部のこぶが多いなどの特徴から新種と判断した。また、生息域も鹿児島県南方の薩南諸島周辺に限られている可能性が高いことも分かったという。

 「スズメノワカシラガ」は、体長約1センチ。メスが宿主魚の体に穴を開けて腎臓に食い込み、静脈血を養分にして成長する。寄生後はひも状になった卵のうの部分が、魚の体外にぶら下がった状態になる。また、通常の寄生虫は成魚を宿主にすることが多いが、スズメダイの幼魚に多く寄生するという。

 上野教授は「今回の発見で、鹿児島の海に希少な生き物がいることが改めて確認できた。ヒジキムシ科の生物はマグロなどに寄生する『悪者』のイメージがあるが、ユニークな生態に目を向けてもらうきっかけになれば」と話す。(井潟克弘)

 鹿児島大などはスズメダイに寄生する新種のヒジキムシ科カイアシ類の寄生虫を発見した、と発表した。宿主魚の体外に出ている卵のうが「白髪」のように見えることから、標準和名を「スズメノワカシラガ」と命名した。研究成果は、国際的な海洋生物の学術雑誌「マリンバイオディバーシティー」のオンライン版に9月18日付で掲載された。

 発見したのは、大学院理工学研究科の上野大輔教授(水族寄生虫学)。約20年前から寄生虫の研究を続けており、2015年に鹿児島大へ赴任したことをきっかけに薩南諸島周辺の海に生息する寄生虫に関心を持ち、調査を始めた。

 ヒジキムシ科カイアシ類の寄生虫は小型の甲殻類で、カジキマグロやクジラなどに寄生することで知られる。上野教授は現地へ足を運び、海に潜って寄生された状態のスズメダイを採取して調べた。これまで見つかったカイアシ類の近縁種に比べて、頭部が背中に向けて反っていることや頭部のこぶが多いなどの特徴から新種と判断した。また、生息域も鹿児島県南方の薩南諸島周辺に限られている可能性が高いことも分かったという。

 「スズメノワカシラガ」は、体長約1センチ。メスが宿主魚の体に穴を開けて腎臓に食い込み、静脈血を養分にして成長する。寄生後はひも状になった卵のうの部分が、魚の体外にぶら下がった状態になる。また、通常の寄生虫は成魚を宿主にすることが多いが、スズメダイの幼魚に多く寄生するという。

 上野教授は「今回の発見で、鹿児島の海に希少な生き物がいることが改めて確認できた。ヒジキムシ科の生物はマグロなどに寄生する『悪者』のイメージがあるが、ユニークな生態に目を向けてもらうきっかけになれば」と話す。(井潟克弘)

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