鹿児島・奄美の野生生物守る 環境省や警察など夜間合同パトロール
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世界自然遺産となっている鹿児島県奄美大島に生息する希少種をはじめとした動植物の密猟や盗採を防ごうと、関係機関が夜間のパトロールを続けている。山中の林道沿いなどで不審者や、違法な昆虫採集のわなが設置されていないかなどを巡回して調べ、監視を強化しつつある。夜間パトロールは毎年、クワガタなど昆虫類が活動期に入る秋季に、環境省や警察、県、地元自治体などが合同で展開。各機関から8人が参加した9月25日のパトロールでは、奄美群島国立公園内の山中の道路沿いなどを約3時間、巡回した。不審な人や車両、昆虫採集のわななどがないか見てまわった。
わなは見つからなかったが途中、無人のレンタカーを発見したため、希少動植物の捕獲や採集禁止を呼びかけるチラシを車に置いた。
環境省によると、今年7月には奄美市笠利町の奄美群島国立公園区域外で40個の昆虫採集用のわなが見つかった。また龍郷町でも同様に25個のわなが発見されている。
2025年度には国立公園内で無許可のわな設置が2件確認され、警告札を掲示した。奄美空港から野生生物の持ち出しは86件確認され、アマミシリケンイモリ150匹など捕獲が規制されていない種の大量持ち出しも起きている。
環境省奄美群島国立公園管理事務所の森田夕貴係員は、希少種も普通種も生物多様性の構成要素の一つとして、「世界自然遺産の価値を守り、地域の生態系を保全するためにも怪しい人物やわなを見かけたら情報提供を」と、呼びかけている。(エリアリポーター・神田和明)
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