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鹿児島県 大島紬の伝統つなげ! 龍郷町で担い手候補が就業体験 県後継者育成事業
ビジネス 奄美新聞

鹿児島県 大島紬の伝統つなげ! 龍郷町で担い手候補が就業体験 県後継者育成事業

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 鹿児島の伝統的工芸品である本場大島紬の職人の担い手確保のため、地元事業者への採用を目的とした「後継者育成インターンシップ」が20日、龍郷町の大島紬村で始まった。大島紬の職人を目指す若者5人が来島し、工房で製造技術を体験。内定者は来春以降に奄美大島に移住し、同社へ就業する。

 伝統工芸品産業の後継者の育成・確保を目的に県が主催。運営は、産地と若い担い手候補者のマッチングに取り組む企業「ニッポン手仕事図鑑」に委託した。

 事業は2023年に始まり4年目。奄美大島では24年までの2年間で、計6人(3社)が後継者として採用された。今年は全国から応募のあった19人の中から、書類審査や面談を通じてメンバーが選考。関東や関西在住の5人が2泊3日の日程で来島した。

 2日目の21日は、工房の職人が指導にあたり、製造工程の一つである機織りや糸加工を教わった。この日は、同事業を通じて4月から同社に勤める杉浦野々花さん(28)、名古屋加那子さん(22)の2人も就業体験をサポート。5人は職人らの助言に耳を傾け、伝統の技を現場で経験した。

 東京都在住で舞台美術製作会社に勤める嘉数広子さん(28)は、自然環境に即した大島紬の製造背景に関心を持ちインターンシップに応募した。「実際に体験すると、地域やこの自然があってこその文化だと実感できる。学びたいという思いはより一層強くなった」と笑顔だった。

 事業を活用した越間得晴代表取締役社長は、「採用難の中、全国からこれだけの担い手候補が集まることはとてもありがたいこと」と感謝。インターン生については「技術は後からでもついてくるが(職人の)基本は心がけ。次につながっていくと期待したい」と話していた。

 21日は就業体験のほか、個別面談も行った。22日は自治体職員や先輩移住者との座談会などを予定している。

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