データとAIで商機探る ビジネスに生かす講演会 徳之島町
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地域のデータをビジネスに生かす方法を学ぶ講演会「徳之島で広げるビジネスの可能性」が16日、徳之島町役場であった。民間事業者らが参加し、統計データの読み解き方や生成AI(人工知能)を活用したアンケート分析などを通して、地域の強みを商機につなげる手法を学んだ。講演会は鹿児島県や奄美群島内のデータ利活用促進を目的に県大島支庁が実施。講師を務めたサイバー大学教授の勝眞一郎さんは、政府統計ポータルサイト「e-Stat」や地域経済分析システム「RESAS」、「奄美群島の概況」などを使い、奄美群島や徳之島の特徴を解説した。
勝さんは、徳之島への来島者数について「他島と比べ、年間を通して安定して来島しているのが強み」と分析。島内の小売販売額の8割超が徳之島町に集中し、同町の小売販売額の約4割を飲食料品が占めることなど、消費の傾向を示した。
講義では、鹿児島市の物産展に徳之島の事業者が参加した時のアンケート結果も分析。それによると、来場者の中心は県内の50~60代女性。購入動機は「味」が52%を占めた一方で、徳之島を訪れたことのない人は64%に上り、「珍しさ」で購入する割合が多かった。
勝さんは「満足度は高い一方で、業者が次に何をすべきか分からないアンケート設計になっている」と課題を指摘。50~60代女性を主なターゲットに、リピーターの獲得や県内のファンづくりにつなげる販売戦略を提案した。
生成AIの活用例としては、表計算ソフト「エクセル」のデータを対話型AI「ChatGPT」に読み込ませ、「販売戦略を立てて」などと指示する方法を紹介した。
天城町当部で農業を営む吉野福道さん(76)は「バレイショなどを育てており、農業にAIを活用できないかと思って参加した。受注のシステムへの活用などアイデアはあり、先人の知恵とAIをうまくミックスした活用法を探りたい」と話した。
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