「つくることは生きること」知的障害の人の作品1千点を展示 鹿児島
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その人らしさを全開にした創作活動で知られる鹿児島市吉野町の社会福祉施設「しょうぶ学園」。施設で過ごす人々が制作した木工や刺繡(ししゅう)、陶芸、絵画などの約1千点を展示する「超域のかたち しょうぶ学園展」が同市下福元町の児玉美術館で開かれている。「つくることは生きること」という副題どおり、「生」に満ちた作品が所狭しと並んでいる。しょうぶ学園は1973年、知的障害者更生施設として開設された。85年に立ち上げた「工房しょうぶ」で木工・陶芸・染織・和紙づくりなどの工芸を始め、やがて絵画や刺繡、造形などにも取り組むようになった。
既存の技法や価値観にとらわれず「つくりたい」という純粋な衝動から生まれた作品は、異彩を放ち、国内外で評価されている。長年の活動で生み出された作品群から学園のデザイン担当職員らが3カ月かけて今回の展示作品を選んだ。
作品展のポスターに使われた絵は、鵜木二三子さん(52)の作品。黒色の背景に、瞳の大きい女性の顔をいくつも並べた。顔と首、服が白く浮き上がる。作品自体も会場に展示されている。
ほかに緑を基調にした背景に女性と男性の顔が隙間なく描かれた絵も展示。モデルはしょうぶ学園の職員だ。「絵を描くのは楽しい。見た人が喜んでくれるのがうれしい」と話す。
20年前からしょうぶ学園の作品に注目していた児玉美術館の渡辺千津館長が、学園側に提案して実現した。「他人の評価など考えずに生み出された作品に根源的な創造の力を感じる」と話し、「障害がある人の作品という先入観を捨てて見てもらいたい」と望む。
しょうぶ学園の作品を約1千点という大規模で展示するのは初めて。学園の統括施設長で、工房しょうぶを立ち上げた福森伸さんは「50年の集大成」と位置づける。10月10日にあった内覧会のあいさつで「作品群はにぎやかな街中に出ていくことを求めず、静かな森の中にある児玉美術館で展示されることを望んでいたのではないか」と環境のよさに言及した。
展示は12月13日まで。月曜(祝日の場合は翌日)休館。一般1千円、高校・大学生700円、小・中学生300円、65歳以上700円。問い合わせは同館(099・262・0050)。(宮田富士男)
その人らしさを全開にした創作活動で知られる鹿児島市吉野町の社会福祉施設「しょうぶ学園」。施設で過ごす人々が制作した木工や刺繡(ししゅう)、陶芸、絵画などの約1千点を展示する「超域のかたち しょうぶ学園展」が同市下福元町の児玉美術館で開かれている。「つくることは生きること」という副題どおり、「生」に満ちた作品が所狭しと並んでいる。
しょうぶ学園は1973年、知的障害者更生施設として開設された。85年に立ち上げた「工房しょうぶ」で木工・陶芸・染織・和紙づくりなどの工芸を始め、やがて絵画や刺繡、造形などにも取り組むようになった。
既存の技法や価値観にとらわれず「つくりたい」という純粋な衝動から生まれた作品は、異彩を放ち、国内外で評価されている。長年の活動で生み出された作品群から学園のデザイン担当職員らが3カ月かけて今回の展示作品を選んだ。
作品展のポスターに使われた絵は、鵜木二三子さん(52)の作品。黒色の背景に、瞳の大きい女性の顔をいくつも並べた。顔と首、服が白く浮き上がる。作品自体も会場に展示されている。
ほかに緑を基調にした背景に女性と男性の顔が隙間なく描かれた絵も展示。モデルはしょうぶ学園の職員だ。「絵を描くのは楽しい。見た人が喜んでくれるのがうれしい」と話す。
20年前からしょうぶ学園の作品に注目していた児玉美術館の渡辺千津館長が、学園側に提案して実現した。「他人の評価など考えずに生み出された作品に根源的な創造の力を感じる」と話し、「障害がある人の作品という先入観を捨てて見てもらいたい」と望む。
しょうぶ学園の作品を約1千点という大規模で展示するのは初めて。学園の統括施設長で、工房しょうぶを立ち上げた福森伸さんは「50年の集大成」と位置づける。10月10日にあった内覧会のあいさつで「作品群はにぎやかな街中に出ていくことを求めず、静かな森の中にある児玉美術館で展示されることを望んでいたのではないか」と環境のよさに言及した。
展示は12月13日まで。月曜(祝日の場合は翌日)休館。一般1千円、高校・大学生700円、小・中学生300円、65歳以上700円。問い合わせは同館(099・262・0050)。(宮田富士男)

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