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ペンキ画家SHOGENさん 徳之島高生と壁画制作 「自分を愛し、自由に表現して」 自動車学校に島の自然描く 鹿児島県
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ペンキ画家SHOGENさん 徳之島高生と壁画制作 「自分を愛し、自由に表現して」 自動車学校に島の自然描く 鹿児島県

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 【鹿児島県・徳之島】ペンキ画家のSHOGEN(ショーゲン)さん(40)=東京=が20日、徳之島町亀津の徳之島自動車学校の協力で、徳之島高校1年生ら約100人を対象にキャリア教育の講話と壁画制作ワークショップを行った。生徒らは「徳之島の自分が好きな自然や生きもの」をテーマに、水性ペンキを使って約40㍍にわたる壁面に自由な発想で絵を描き、島への愛着を深めながら自己表現を楽しんだ。

 SHOGENさんは、アフリカ・タンザニアの小さな村で生まれたペンキアート「ティンガティンガ」に魅せられ、単身現地に渡って修行。独自の作風を追求し、動物と子どもたちが共存する色鮮やかな作品を描いている。

 徳之島との縁は、島内のファンら「SHOGENもーちぼれ実行委員会」(富本あゆみ代表)が昨年5月に初めて招いたのがきっかけ。今年2月には学校や幼児教育など11施設を交流訪問し、3度目の今回は計10校で予定。徳之島高はその第一弾となった。

 教習所講堂であった講話のテーマは「いのちかがやくアート制作」。SHOGENさんは、18歳まで友人ができなかった経験や、会社員として化粧品会社に6年間勤めた日々を振り返り、自分らしい生き方を模索する中で絵と出合った経緯を紹介。タンザニアでは現地の師匠と暮らしながら、絵の技術だけでなく、人との向き合い方や幸せについて学んだ。

 「助けが必要なときに『助けて』と言えること」「自分の家でなくても『おかえり』と言ってくれる人が近くにいること」「誰かに抱きしめられたとき、温かいと感じられる心があること」など、現地での経験を通して気付いた幸せの在り方を伝えた。

 その上で生徒たちには「自分自身を大好きになり、愛してあげてほしい」。完璧である必要はなく「できない自分や失敗した自分も受け入れることが、他者への思いやりや温かなつながりにつながる」とも伝えた。

 壁画制作では、下描きをせず、自分の心に従って描くことに挑戦。生徒たちは黒色を使わず、5色(赤・黄・青・緑・白)のみの水性ペンキを組み合わせながら、世界自然遺産の島の自然や生きものを思い思いに表現。壁面には、一人一人の個性が光る色鮮やかな作品が次々と誕生。SHOGENさんはパワーにあふれた個性豊かな作品群に驚嘆していた。

 施設を開放した徳之島自動車学校の設置者、岩井克夫さん(67)は、「若い世代とのつながりを大切にしながら、子どもたちの自由な発想を生かした取り組みに継続して協力したい。生徒たちが2年後、運転免許を取得するため訪れた際にも懐かしく思い出してほしい」。そして「今後も敷地内のさまざまな場所にも作品を広げ、子どもたちの絵で彩られた空間づくり。地域の人々が気軽に訪れ、世代を超えてつながる場所を目指す」と話した。

 生徒の1人・豊村有南(ゆうな)さんは「海外と日本では必要とされるものや価値観が異なることに興味を持った」と話した。また、自分のできることだけでなく、できない部分も含めて自分自身だと認めることの大切さを実感。「できない部分も含めて自分を受け入れ、工夫しながら自分や周りの人を愛していきたい」と感想を述べた。

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