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鹿児島県 水辺の生物多様性調査 今年3月、水抜きした人工池で 第2回まほろば生き物調査団 大和村
政治 奄美新聞

鹿児島県 水辺の生物多様性調査 今年3月、水抜きした人工池で 第2回まほろば生き物調査団 大和村

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 自然観察を楽しみながら、生物相の移り変わりを調べる第2回「まほろば生き物調査団」(奄美自然体験活動推進協議会主催)が12日、大和村思勝のまほろば水と森公園の人工池で開かれた。NPO法人奄美野鳥の会理事の山室一樹さん(65)が団長を務め、小学生6人と保護者ら家族が参加。水生生物を捕まえ、名前を調べる面白さを知り、水辺の調査で得られる充実のひと時を過ごした。

 調査は、大和村が「希少な水生生物たちの重要な生息地となる可能性がある」とし、2025年度から進める、人工池とその周辺の整備に合わせた取り組み。池は大和川下流域に02年に整備されたが、昨年8月の第1回開催時の調査で改めて、在来種への影響が懸念される特定外来生物「カダヤシ」を確認。今年3月、駆除を目指し、水抜きと池干しを実施し、以降、生息は確認されていないという。

 この日は、約530平方㍍ある池を3グループに分かれて調査を開始。網み目の大きさが異なるすくい網を用いながら、様々な水生生物をすくい上げ、観察。同定では虫眼鏡を使いながら、ミナミテナガエビやヒメヌマエビ、クロベンケイガニなどの甲殻類、トンボ類やゲンゴロウなど水生昆虫、ヒラマキガイといった巻貝も確認。多種多様な水辺にいる生物たちの調査に達成感を得た様子だった。

 大棚小1年の永尾充輝君(7)は、奄美では2番目に大きいというコガタノゲンゴロウをすくい上げ、「びっくりした」と笑顔。「(初めての生き物観察で)ドキドキしたけど、自分で生き物を見つけられて、楽しかった」と話した。

 山室さんは、奄美群島の水生生物について「50年ほど前から水田が減少し、生息する湿地環境が失われつつある」とし「池は人工だが将来、重要な湿地環境の一つになり得る」と指摘。カダヤシのほか、アカミミガメ(通称ミドリガメ)など外来種問題も挙げつつ、参加した子どもたちには「水辺の生物多様性が損なわれている現実を知り、自然保護の考えが持てる機会となれば」と期待を込めた。

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