名前や生年月日が書かれた「逮捕状」届く…ビデオ通話で言われるがまま――女性は550万、男性は1500万円相当 鹿児島で詐欺被害
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鹿児島県警は23日、県内の80代女性と50代男性が警察や検察を名乗る詐欺に遭い、それぞれ現金550万円、約1500万円相当の暗号資産をだまし取られたと発表した。いずれも「捜査対象になっている」と言われ、だまされる手口だった。組織犯罪対策課によると、女性は2026年2月中旬、警察官を名乗る男から「捕まえた男の自宅から、あなたの携帯と通帳が出てきた。関係者として逮捕する」と電話があり、数日後に女性の名前や生年月日が記載された偽の逮捕状が届いた。その後、検事を名乗る男から、調査目的で口座から現金を下ろすよう言われ、指定された自宅近くに置いた。他県警の捜査の中で被害が発覚した。
男性は26年1月下旬、「あなたの口座を勝手に作って使っている者がいる。容疑者になる」と電話があった。警察官のような服を着た男とLINE(ライン)でビデオ通話したことで信用し、指示されるまま同年2月中旬までに暗号資産を計4回送金。不審に思った男性が巡回連絡で来た警察官に相談し発覚した。
同課の浜崎茂樹理事官は「警察は逮捕状を送ったり、捜査の名目でお金を要求したりすることは絶対にない。不審に思ったら、ためらわず電話を切って相談して」と話した。