「9万4000円の宿泊が3万7600円に」鹿児島ふっこう応援割がスタート 初日から反響、予約終了するホテルも
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熊本地震の影響を受けた観光業を支援するため、国が実施する「鹿児島ふっこう応援割」の予約受付が10月14日から始まった。鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルでは、受付開始の午前10時から電話が鳴りやまず、取材した1時間で11月の土曜日がすべて満室になるほどの反響を見せた。午後3時頃には予算の上限に達し、同ホテルでの受付は初日にして終了した。ふっこう応援割は、熊本地震によって影響を受けた九州各県の観光を国が後押しする支援策だ。鹿児島県では補助率が最大6割で、1泊あたりの限度額は2万円。交通付きの宿泊旅行で2泊以上の場合は3万円、宿泊地が2県以上にまたがる場合は3万5000円まで補助が受けられる。
申し込みは、宿泊施設への直接申し込みのほか、旅行会社や予約サイトを通じた申し込みも可能だ。対象施設や予約状況は県の公式ホームページや各施設で確認できる。
受付の電話に応答したスタッフは「割引前が9万4000円で割引が60%なので、5万6400円の補助金が入って、支払い総額は3万7600円となる」と話しており、利用者にとっては大幅なコスト削減につながることがわかる。
サンロイヤルホテルによると、熊本地震の影響で延べ約7500人が宿泊をキャンセルし、総額8900万円の損失が生じたという。9月に始まった県独自の宿泊割では、受付開始からわずか30分ほどで限度額に達したが、今回のふっこう応援割ではその約4倍の枠が用意されている。
三月田淳総支配人は「(県独自の補助で)損失額をすべてカバーするのは無理だが助かったのは事実。旅行シーズンに入る10月中旬から後を国の支援で2月末までつないでもらったことは大きな効果が期待できる」と語り、国の支援が中長期的な回復に向けて重要な役割を果たすとの期待を示した。
今回の支援策は2月末まで続く予定で、旅行シーズンをまたぐ形で地域の観光業を下支えする。宿泊のキャンセルが相次いだ春から夏にかけての損失を、秋から冬にかけての需要喚起で補う狙いがある。
補助内容をあらためて整理すると、補助率は最大6割で、1泊の限度額は2万円。交通付き2泊以上で3万円、2県以上にまたがる宿泊で3万5000円となる。枠には上限があるため、利用を検討している場合は早めに各施設や旅行会社、県のホームページで最新の予約状況を確認することをおすすめする。


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