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鹿児島県 水泳、大島が初の総合優勝 地元・大和村開催に花添える 大島勢は男女7種目でV 県民スポーツ大会
スポーツ 奄美新聞 👁 1

鹿児島県 水泳、大島が初の総合優勝 地元・大和村開催に花添える 大島勢は男女7種目でV 県民スポーツ大会

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 第78回県民スポーツ大会(県、県教育委員会、県スポーツ協会主催)の水泳競技が11日、大和村の村民プールであった。競技は男女が計48種目で争い、激戦を制した大島が初の男女総合優勝を獲得。地元・大和村開催に花を添えた。大島勢は男子6、女子1種目の計7種目で優勝。大会では五つの大会新記録も飛び出した。18日は、奄美市住用内海特設会場で正式25競技最後のカヌーが開かれる。

 水泳競技の地元開催は2015年以来11年ぶり。県内10地区の男子218人、女子130人の計348人がエントリー。大島は男子44、女子27人の計71人が参加し、25㍍(短水路)の7レーンで覇を競った。

 大島勢は、女子総合は2位だったものの男女を合わせたトータル成績は、2位の鹿児島に25点差をつけ、水泳競技では初の栄冠を手にした。

 大島地区選手団を率いた奄美水泳連盟の盛田洋美会長は「楽しんで競技に挑めた。大和村を始めとするスタッフ・関係者が頑張った」と感謝し、「さまざまなパフォーマンスが飛び出し盛り上がり過ぎという声もあったが、これが島の振る舞い。(総合優勝は)お世話になった人にも恩返しができたと思う」と喜んだ。

 大会の開催誘致に尽力し、自身も選手として出場した伊集院幼村長は「こうして大会を誘致することで少なからず島にも貢献できた。少し肌寒い天候だったが、地区が一丸となった優勝。スタッフを含めた頑張りの成果だ」と笑顔だった。

 大会は、成年の部を始め、30~70歳以上の男女年齢別6階級で実施。会場横の大和村防災センターでは物産販売などもあり、来場した選手らが買い物を楽しむ姿も見られた。

 龍郷町大勝在住の中村博志さん(62)、長女の瑠璃さん(33)、長男の雄大さん(32)、次男の雄志郎さん(30)が家族4人で大会に出場した。きょうだいはそれぞれの種目で、1、4、4位と活躍。4人は「この大一番で、微力ながら初優勝に貢献できたのであればうれしい」と笑顔だった。

 それぞれの成績は、博志さんがオープン参加。雄大さんが男子30歳以上背泳ぎ50㍍で優勝。雄志郎さんは同バタフライ50㍍4位、瑠璃さんは女子30歳以上バタフライ50㍍で4位だった。

 中村一家は、生粋の水泳家族。小学生の頃から水泳を続ける父の背中を追いかけ、暗黙のうちに4人は競技の世界に。共に腕を磨いてきた。

 これまでも数々の大会に家族4人で出場してきたが、地元開催の県民スポーツ大会出場は初めて。雄大さんは「総合初優勝という貴重な機会に家族で立ち合えて、いい経験ができた」と頬を緩ませ、瑠璃さんは「思うような泳ぎではなかったが、地元開催という神聖な場でいい思い出ができた」と喜んだ。

 これからも4人は切磋琢磨(せっさたくま)しながら共に歩み続ける。博志さんは「家族4人で泳げる、こんな楽しいことはない。きょうは応援団の妻が所用で来られなかったが、家族5人、これからも一緒に泳いでいきたい」と前を見る。

 大会最高齢は大島地区の中山栄一郎さん(86)だった。男子の70歳以上自由形にオープン参加で出場し25㍍を泳ぎ切った中山さんは「こうしてみんなと泳げることが何よりで楽しい」と笑顔だった。

 中山さんは今でも週1~2回練習を続ける現役選手。競技でも華麗な泳ぎを披露し、会場を大いに沸かせた。

 水泳を始めたのは高校時代。これまでに1955年に発足した奄美水泳連盟の立ち上げに尽力。約10年にわたって会長を務めるなど、奄美の水泳競技を黎明期から支えてきた人物だ。

 競技を終え「若い頃と比べて力は衰えたが、何十年も泳いできている。みんなの応援にはびっくりしたが、泳ぎ切れて良かった」と満足そうな中山さん。これからについては「健康づくりだと思って頑張ってる。力が続く限り出場を目指したい」と生涯現役を誓う。

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