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鹿児島県 宇検村やけうちっ子環境学習講座 秋空舞うサシバ検証 与名さん「研究意識と意見を持って」
総合 奄美新聞 👁 1

鹿児島県 宇検村やけうちっ子環境学習講座 秋空舞うサシバ検証 与名さん「研究意識と意見を持って」

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 2026年度「宇検村やけうちっ子環境学習世界自然遺産博士講座」(宇検村教育委員会主催、全5回)の第3回講座「サシバの魅力~気候変動とサシバの関係~」が10日、宇検村の宇検集落であった。小中学生と保護者ら26人が参加。講師は「サシバ愛護会関西~奄美ネットワーク」代表の与名正三さん(74)が務め、座学で得た学びの下、サシバら野鳥を観察し、環境保全へ理解を深めた。

 講座は21年度から始まり、持続可能な社会づくりに向けた担い手育成が目的。専任講師たちが自然や文化、歴史など多岐にわたる環境学習を行い、サシバをテーマにした講座は、与名さんを中心に初年度から開かれている。

 座学は「サシバの暮らし」と題し、宇検防災会館で実施。与名さんは奄美で越冬し、本土で子育てをするサシバの「2拠点生活」を解説した。

 サシバは、日本には1万3千羽(推定)が生息し、猛禽(もうきん)類の中でも捕食する動物の種類が最も多いと説明。「サシバの生育地保全が、人間の生活環境の豊かさにつながる。個体が減らないよう、環境保全を維持することが大事。気候変動を止めることは皆さんの課題」と呼びかけた。

 観察会では、宇検漁港で渡りのルートの一つ、横当島(トカラ列島)方面の山の尾根付近で滑空するサシバのほか、渡りを終えたカラスやダイサギ、キジバトなども飛来。子どもたちは手にした双眼鏡をのぞき込み、観測と検証に励んだ。

 与名さんは「座学の説明は、私が知り得た観察記。今後は自分たちで研究意識と意見を持って観察して」と期待を込めた。

 名柄中3年の廣瀬郁羽(いくは)さん(15)は「サシバの生活史を知り、自然環境を示す指標になると改めて感じた。人とサシバが共存するためにも、農作業用の(防虫)ネットなどでけがをした個体を見つけたら、対処できるよう努めたい」と話した。

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