墓の草刈りを鹿児島市職員に依頼「政治倫理違反を犯して申し訳ない」入船攻一議員(81)が辞職 43年の議員生活に終止符
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自ら起こした不祥事で43年の議員生活に終止符を打ちました。勤務中の鹿児島市の職員に先祖の墓がある共同墓地の草刈りをさせた鹿児島市議会の入船攻一議員が一連の問題の責任をとり議員を辞職しました。9日午後、スーツ姿でネクタイを締めて部屋に入った自民党所属の入船 攻一 議員81歳――。緊張した表情で議会運営委員会に臨みました。
その冒頭…。
(鹿児島市議会・入船議員)
「議員という立場での依頼が職員のみなさまの公正な職務の執行に直接的に影響を及ぼした。明白な政治倫理条例違反であります。私自身の判断として市議会議員を辞職する決意を固めました」
職員に非はなく、自分の依頼が始まりだったと改めて、謝罪し辞職する考えを示しました。
入船議員は、2022年に鹿児島市環境衛生課の課長に自身の先祖の墓がある共同墓地の草刈りを依頼しました。課長は一旦、断りましたが、再び依頼があり、当時の局長と部長が実施を決めたということです。草刈りは2025年まで4年続き、作業にあたった職員は少なくとも延べ約90人に上ります。職員が対応できない高所の作業は、環境衛生課の判断で外部の業者に発注し62万5900円が「市営墓地の管理費」として支出されました。
7日の定例会見で下鶴市長は草刈りをした職員の人件費などを管理組合に求める方向で検討する考えを示しました。
43年の議員生活に自らの行動で終止符を打つことになった入船議員――。傍聴席の議員、委員の中には目頭を押さえる人もいました。改めて、入船議員に聞きました。
(鹿児島市議会・入船議員)
「(Q.進退について表明されましたが改めて今の思い聞かせてもらえますか?)そうですね。私も長い間、議員活動をしてきたが、自ら政治倫理違反を犯すことになってしまい申し訳なかったと思っています」
市が不適切な支出をしていたことについてはこう弁明しました。
(鹿児島市議会・入船議員)
「市費を業者に支払っていると聞かされていなかった。色んな形で発覚、お聞きしたのでお互いに気を付けていかなければいけないと思っている」
この後、入船議員は議長に辞職願を提出。9日付で辞職することが許可されました。入船議員の鹿児島市への依頼について市当局は「パワーハラスメントにあたる可能性もある」との見方を示しています。入船議員は…。
(鹿児島市議会・入船議員)
「どういうことがパワハラなのかという思いがあってね。市長も調査する。調査結果は公表されるので見守っていきたい」
議会運営委員会では今後もこの問題について協議することを決め、鹿児島市の担当者などから聞き取りを行うということです。
福岡県議会の問題などもあり今、議員には厳しい目が向けられています。入船議員によりますと公金が使われていたことを知ったのは今年に入ってからだったそうです。
一方、鹿児島市も今回の対応は不適切だったと認めていて。再発防止策を含めた市の今後の対応にも注目です。
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