外国人が安心して働ける島へ 生活サポートセミナー初開催 徳之島、和泊、知名の3町
📰 全文
深刻化する人手不足の解消を目的に、外国人材が安心して働き続けられるための生活サポートセミナーが5~7日、鹿児島県の徳之島、和泊、知名の3町で開かれた。各町の事業所など計33社47人が参加。外国人の生活サポート事業などを展開するグローバルトラストネットワークス(本社東京)熊本支店長の重元哲平氏(45)を講師に、地域の重要な働き手である外国人を雇用する際の住宅確保や言葉、文化、習慣の違いなどによるトラブル防止策などを学んだ。セミナーは人材派遣や採用支援などHR事業を展開するアライアンス(本店鹿児島市)が主催して初の開催。徳之島町は共催、和泊、知名両町は後援し、各町で医療福祉、農業、その他と3分野ごとに講義が行われた。
重元氏は「採用は成功したのに、生活の立ち上げに失敗して早期離職する。これが多くの受け入れ現場に共通する盲点」と生活支援の重要性を強調。「外国人採用で最初にぶつかる生活の3大壁」として▽住居・保証人▽インフラ・行政手続き▽突発的トラブル―を挙げ、それぞれ支援のポイントを解説した。
参加した農業組合法人「アグリ徳之島」(徳之島町)の長野将武代表理事(41)は「派遣でインドネシア、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、インドの人材を雇っているが、彼らの息抜きの場所が少ないことや、支援スタッフの来島が難しいなど離島ならではの苦労もある。セミナーは分かりやすくためになる内容だった」と感想を述べた。
沖永良部島で特定地域づくり事業協同組合として組合員(事業者)に労働者派遣事業を行っている「えらぶ島づくり事業協同組合」の坪井光史事務局次長は「組合でも外国人雇用を積極的に進めている。セミナーでは仕事面ではなく、生活面でこちらが配慮しなければならないことが分かり、大変参考になった」と話した。
また、同組合スタッフで外国人材の受け入れサポートを担うインドネシア出身のリカ・テラダンさんは「私たちは日本人との文化の違いなどから、やはり困ることがある。ごみの分別、掃除の仕方など丁寧に教える必要がある」などと語った。
コメント 0件
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?