南海トラフ大地震、津波避難訓練 買い物来訪時も想定 鹿児島・肝付
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鹿児島県肝付町の内之浦地区などの沿岸部で10月4日、南海トラフ大地震による津波の発生を想定した避難訓練があった。町は訓練を繰り返し、いつ起きるかわからない災害への備えを高める方針だ。「訓練、訓練。揺れがおさまったら、避難指示に従って避難してください」。この日午前9時、防災無線が流れると、同町南方の津波避難タワーには、地域住民ら約80人が続々と避難してきた。
国の南海トラフの被害想定では、町には最大10メートルの高さの津波が押し寄せる。内之浦地区で集落がある沿岸部は、4階建ての役場総合支所で標高が6メートル弱。ほかに高い建物がなく、町は2019年、屋上の床の高さが13.15メートルで660人を収容できる避難タワーを建てた。
訓練は、津波による浸水を想定する内之浦、岸良、船間・辺塚地区が対象。マグニチュード9.1の巨大地震で、津波の第1波が28分後、最大波は46分後に到達すると想定し、地域の自主防災組織と共同で、地域の高台や支所の3階以上などへの避難を体験した。タワーでは、入り口のカギがない場合を想定し、非常口を蹴破ることも実演した。
今回初めて、浸水想定区域に買い物などで来ていた際の被災を想定した参加も呼びかけた。週2回ほど区域外から買い物に来るという59歳の女性はタワーへ避難。「建物が崩れて道路が通れなかったら、と考えながら避難した。参加して良かった」と話した。
町内之浦総合支所町民生活課の吉崎浩司参事は「津波から逃れるには訓練を繰り返すことが大事だが、自力で歩けない人は参加しづらい。次は地域で助け合って避難してもらえるよう話し合っていきたい」と語った。(中島健)
鹿児島県肝付町の内之浦地区などの沿岸部で10月4日、南海トラフ大地震による津波の発生を想定した避難訓練があった。町は訓練を繰り返し、いつ起きるかわからない災害への備えを高める方針だ。
「訓練、訓練。揺れがおさまったら、避難指示に従って避難してください」。この日午前9時、防災無線が流れると、同町南方の津波避難タワーには、地域住民ら約80人が続々と避難してきた。
国の南海トラフの被害想定では、町には最大10メートルの高さの津波が押し寄せる。内之浦地区で集落がある沿岸部は、4階建ての役場総合支所で標高が6メートル弱。ほかに高い建物がなく、町は2019年、屋上の床の高さが13.15メートルで660人を収容できる避難タワーを建てた。
訓練は、津波による浸水を想定する内之浦、岸良、船間・辺塚地区が対象。マグニチュード9.1の巨大地震で、津波の第1波が28分後、最大波は46分後に到達すると想定し、地域の自主防災組織と共同で、地域の高台や支所の3階以上などへの避難を体験した。タワーでは、入り口のカギがない場合を想定し、非常口を蹴破ることも実演した。
今回初めて、浸水想定区域に買い物などで来ていた際の被災を想定した参加も呼びかけた。週2回ほど区域外から買い物に来るという59歳の女性はタワーへ避難。「建物が崩れて道路が通れなかったら、と考えながら避難した。参加して良かった」と話した。
町内之浦総合支所町民生活課の吉崎浩司参事は「津波から逃れるには訓練を繰り返すことが大事だが、自力で歩けない人は参加しづらい。次は地域で助け合って避難してもらえるよう話し合っていきたい」と語った。(中島健)
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