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「アマミヤマシギを市鳥に」 野鳥2種の保護増殖事業完了で記念シンポ 奄美市
事件・事故 南海日日新聞 👁 1

「アマミヤマシギを市鳥に」 野鳥2種の保護増殖事業完了で記念シンポ 奄美市

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 アマミヤマシギとオオトラツグミの希少野生生物保護増殖事業完了を記念したシンポジウム「身近になった!?奄美のミステリアスな鳥~アマミヤマシギとオオトラツグミ~」(奄美野鳥の会、環境省沖縄奄美自然環境事務所主催)が3日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAマチナカホールで開かれた。専門家らが同事業の取り組みや調査で明らかになった両種の生態などについて紹介したほか、アマミヤマシギを奄美市の市鳥に指定するなどの提案もあった。来場者は事業について理解を深め、生物多様性に富む奄美ならではの自然保護について考えた。

 保護増殖事業は、種の保存法に基づき、国内希少野生動植物種に指定された生物を対象に生息環境の改善や減少要因の除去を進める国の施策。奄美での事業はアマミヤマシギとオオトラツグミが1999年度、アマミノクロウサギが2004年度に始まった。昨年12月に検討会があり、野鳥2種については25年度での事業完了方針を確認。今年6月30日には事業完了を全国で初めて宣言した。

 シンポジウムでは、調査、保護活動に取り組んだ水田拓氏(山階鳥類研究所)、鳥飼久裕氏(奄美野鳥の会)、石田健氏(自由科学者)が登壇。

 水田さんは▽アマミヤマシギの交通事故は3月の月相が上弦から満月にかけての夜に多い▽オオトラツグミのひなの捕食者としてハシブトガラスが特定されている―ことなどを報告。

 鳥飼さんは▽アマミヤマシギの沖縄島から奄美大島への移動を確認▽アマミヤマシギは絶滅危惧種から外れたことで鹿児島県では普通の鳥になった―と述べ、「アマミヤマシギを奄美市の市鳥にしてはどうか」と提案した。

 石田氏は▽1956~92年の37年間で奄美大島の民有林の9割が伐採された▽約40年前もルリカケスとオーストンオオアカゲラ、アマミヤマシギは居るところにはたくさんいた▽オオトラツグミはとにかく少なかった▽伐採されて20年経過した森でもオオトラツグミは鳴いていなかった―など、約40年の豊富な調査経験を話した。

 会場には関係者や住民ら約160人が訪れ、シンポジウムの様子は徳之島町の徳之島世界遺産センターでも同時配信。来場者からは、今後のオオトラツグミさえずり調査の継続の有無や自分たちにできることなどについて質問があり、講話をした3人と環境省の山本以智人さんがそれぞれの知見を基に答えていた。

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