最高ランク「A5」に最低の「C1」も混ぜて6000万円詐取――ふるさと納税返礼品、産地のほか等級も偽装か 釈放された畜産会社元役員を再逮捕 鹿児島
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指宿市の水迫畜産によるふるさと納税返礼品の牛肉産地偽装容疑事件で、鹿児島県警は1日、実際には品質の劣る牛肉を最高ランクのA5等級などと偽り、提供事業者から現金約6350万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、同社の元取締役で社員の男(55)=鹿児島市紫原1丁目=を再逮捕した。容疑者は黙秘している。容疑者は、産地を偽装し現金約145万円をだまし取った詐欺などの疑いで8月18日に逮捕、翌日送検された後に釈放。9月7日に詐欺罪などで在宅起訴されていた。県警は改めて身柄を拘束し調べる。関係者によると、再逮捕容疑で被害を受けたとされるのは前回とは別の事業者。
逮捕容疑は、ふるさと納税返礼品として県産黒毛和牛の加工商品の注文を受け、2023年9月19日〜11月29日の間、指定されたA5やA4等級より低い等級の牛肉加工品9033パックを含む4万2305パックを県内の業者に納品。同年10月6日〜12月8日の間、3回にわたり、偽装分を含む現金計約6350万円を業者に振り込ませ、だまし取った疑い。
県警によると、偽装分の代金は約1838万円だった。A5の指定に対し、最低ランクのC1を含む低い等級を5割以上混ぜて加工した事例もあったという。容疑者は1人で牛肉の仕入れや在庫管理、原料肉の指定を担当していた。
生活環境課と捜査2課、サイバー犯罪対策課、県内8署の合同捜査。8月の逮捕時、容疑者は「意図して偽装した訳ではない」などと否認していた。
水迫畜産の社長は「事実関係を確認中。世間を騒がせ申し訳ない」などと話した。
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