西郷隆盛の足跡たどる 龍郷町で子ども博物学士講座 奄美大島
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鹿児島県龍郷町教育委員会主催の子ども博物学士講座が26日、同町であった。西郷隆盛の生誕200周年目前の特別企画として、西郷が3年間過ごした龍郷集落を巡るツアーを実施。児童とその保護者ら36人が参加し、「西郷隆盛の足跡を探ろう」をテーマに、西郷の奄美での生活や島の人々に与えた影響について理解を深めた。講座は、体験活動を通して地域の自然や文化に親しみ、郷土に誇りを持つ児童生徒を育成するのが目的。今回は2026年度の5回目。幕末、菊池源吾と名乗って龍郷に潜居していた西郷の住居跡など、ゆかりの地7カ所を巡った。
志塾・西郷塾のメンバーがガイドを務め、2番目の潜居地で2年8カ月住んだ龍家本家跡(西郷小浜公園)や妻・愛加那の墓などを見学。西郷が愛加那と息子・菊次郎のために建て、薩摩藩から召喚状が届くまでの約2カ月をともに過ごした南洲流謫跡も訪れた。
西郷の人となりや龍郷での暮らしについては紙芝居などで紹介。「近くに住む子どもたちに読み書きや日本の歴史を教えていた」「砂糖の取り立てに苦しむ島民の味方となって働いた」「優しい半面、物事にこだわらない大胆なところもあった」などと語られた。
講座に参加した同町立秋名小学校の児童は「西郷さんが奄美大島に流され、どのように過ごしていたのか、愛加那さんとどのように生活していたのか詳しく知ることができてよかった。西郷さんは優しく、他人のことを考えて行動する親切心のある人だと思った。奄美の人から慕われていたことが分かった」と話した。