鹿児島初の女性首長誕生へ――知事選で次点、政治の道は一度諦めたけど…「世界で一番住みやすい街に」
📰 全文
「市を世界で一番住みやすい街にしていく」。19日投開票の姶良市長選挙は、新人で元県議の米丸麻希子さん(50)が、現職の湯元敏浩さん(61)との激戦を制した。女性首長誕生は県内初。新たな時代への扉を開いた米丸さんは、「姶良市の変革」へ向け決意を語った。午後10時40分ごろ、同市西餅田の事務所に当選の報が届くと、詰めかけた支援者から大きな歓声が上がり、拍手が沸き起こった。
しばらくして姿を見せた米丸さんは支援者と抱き合ったりハイタッチをしたりして、歴史的勝利の喜びを分かち合った。マイクを握り「本当に皆さんのおかげ。一人ではここまで来られなかった」と頭を下げた。
2024年の知事選で次点に終わった後は政治の道は考えなかったという。しかし昨夏の大雨災害でボランティア活動に携わり、「人々の命、生活を守る政治」の重要性を再認識した。
多くの市民からの出馬を促す声にも背中を押され昨年12月、立候補を表明。その後は50カ所以上で集会を開き、地域の声に耳を傾けながら政策を練り上げた。選挙戦では自転車も使って、「新しい姶良市」への変革を訴えた。
一方、湯元さんは「成熟したまちへの成長」を掲げ市政継続を訴えたが及ばなかった。同市西餅田の事務所で「このような結果となり申し訳ない。全て私の力不足と努力不足」と語った。