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鹿児島県・徳之島地区 停電、断水のWパンチ続く 急場しのぎに給水車 災害ごみの仮置き受け入れを開始
観光・グルメ 奄美新聞

鹿児島県・徳之島地区 停電、断水のWパンチ続く 急場しのぎに給水車 災害ごみの仮置き受け入れを開始

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 【鹿児島県・徳之島】強い台風18号の通過に伴い、徳之島地区では27日夕現在、建造物の損壊などの物的被害に加え、広範囲で停電が続いている。一部地域では停電や送水管破損などで断水も継続。徳之島、天城両町は給水車を配置し、伊仙、天城両町は災害ごみの仮置き場での無償受け入れを始めた。徳之島町も28日から開始する。

 台風の影響で同地区では一時、ほぼ全域に当たる約1万5000~1万6000戸が停電。復旧作業が進められているものの、27日夕現在も広範囲でライフラインの途絶が続いたままだ。

 断水は、停電によるポンプの停止や土砂崩れによる原水取水管の破損など複合的な原因で発生。徳之島町では母間、花徳、畦(あぜ)の各地区で断水し、町水道課によると、母間、花徳両集落については27日中の復旧見込みという。町は両地区に給水車を出動させ、畦集落には飲料水のボトルを配布した。

 天城町は27日夕現在、町北部のほぼ全域に当たる与名間、松原上区、松原西区、前野、岡前の各集落と、天城、西阿木名両地区の一部で断水が続いている。午後2時から町防災センター敷地に給水車を配置し、対象地区の住民がポリタンクなどを携えて自家用車で訪れた。

 与名間集落の72歳の主婦は「一番困っているのは水と電気。この間の台風(6号)の時は孫たちが帰省していたので水も大量に準備していたが、帰ったからと気を抜いてしまった」と悔やんだ。同地の別の75歳の主婦は、ライフラインが途絶した状況について「とても辛いが、あの熊本地震の被災者の皆さまに比べれば、先が見えるだけでもましと思う」とも語った。

 一方、被災家屋のがれきなど災害ごみの受け入れも始まった。伊仙町は義名山公園(伊仙)の旧テニスコートで午前9時半から、天城町は旧クリーンセンター敷地(天城)で午後1時から、ともに初日は午後4時まで受け入れた。

 初日の受け入れ量は、伊仙町が木材とトタン類を中心に軽・中型トラック計275台分、天城町は災害ごみ全般を対象に60台分に上った。

 伊仙町河内の親戚の牛舎(約30頭飼養規模)が全壊し、徳之島町から解体・撤去作業の手伝いに駆け付けた46歳の公務員男性は「被害を目の当たりにして、やるせない気持ちになった。1日も早く立ち直ってほしい」と話した。

 仮置き場で仕分け作業に当たった同町きゅらまち観光課の上木雄太課長(46)は「一部損壊の民家や倉庫、牛舎のがれきが多い。持ち込みは木材とトタン類(その他は産廃業者)の分別をお願いしたい」と呼び掛けた。受け入れ期間は搬入状況を見ながら決める。

 天城町の受け入れは31日までを予定。徳之島町は28日~31日(午前9時~午後4時)に旧ごみ処理場(白井)で受け入れる。

 ほか、一部ではインターネット通信の途絶、不具合がなお続いている。