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鹿児島市のサッカースタジアム計画 候補地は「県立鴨池庭球場」 
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鹿児島市のサッカースタジアム計画 候補地は「県立鴨池庭球場」 

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鹿児島市が整備を目指すサッカースタジアムについて大きな動きです。

市当局は候補地としていた2カ所のうち、県立鴨池庭球場に絞り込み、計画を進める方針を24日明らかにしました。

午前9時前の鹿児島市役所。

市議会の議長室に集まるのは各会派の代表者です。

そこに下鶴市長が姿を現しました。

30分ほど開かれた会合は非公開でしたが、市長は自らの言葉でサッカースタジアムへの考えを説明しました。

常任委員会を前にこのような形で会合が行われるのは極めて珍しいということです。

鹿児島市・下鶴市長
Q.市長自ら報告した思いは?
「その話をする場を設定させてほしい」

こうした慌ただしさの中で始まった市議会常任委員会。

井上彩香キャスター
「市当局が入室していきます。まもなくスタジアムの方向性に関する重要な報告が行われます」

冒頭サッカースタジアムの候補地の選定結果が当局から報告されました。

鹿児島市観光交流局・児玉博史次長
「県立鴨池庭球場の敷地などを候補地として検討を進め、鹿児島サンロイヤルホテルの敷地などは検討対象から除外する」

サッカースタジアムの候補地とされたのは鹿児島サンロイヤルホテルの跡地と県立鴨池庭球場でした。

庭球場に絞り込んだ理由として、市は整備費を抑えられることや2年ほど早く使い始められることなどを挙げています。

一方で、市当局はこれまで「稼げるサッカースタジアム」として試合のない時でも商業施設などを備えて集客を狙う複合化は断念しました。

鹿児島市観光交流局・児玉博史次長
「活用可能な敷地の確保が難しいことや可能な限り整備費の縮減に努める観点から、検討は行わないことにする」

これについて市議からはこんな意見も。

鹿児島市議会・池山美月議員
「『複合化』は断念ということでいいか?」

鹿児島市観光交流局・平良和也スタジアム担当課長
「私たちとしては『検討しない』ということで、議員がおっしゃっているのと同じ意味」

池山議員
「そうなると、これまでうたってきた『まちなかスタジアム』『多機能複合型スタジアム』はもう(前提が)崩れたということか」

平良課長
「『多機能複合型』という言葉については今回『複合』を見直すに当たっては再度、検討しなければならない」

意見候補地が一カ所に絞り込まれたサッカースタジアム。

下鶴市長は「整備に向けた大きな節目と考えている。市の考えを県に伝えたい」とコメントしています。

改めて新たなサッカースタジアムをめぐる動きを整理します。

まずはなぜ「県立鴨池庭球場」が選ばれたのか。

理由は大きく二つ、「費用面」と「時間軸」です。

まず「費用面」についてです。

鹿児島サンロイヤルホテルの整備費が293億円に対し、鴨池庭球場はもともと市の土地のため、土地取得費がかからず、215億円と費用を78億円抑えることができます。

続いて「時間軸」です。

想定されるスタジアムの使用開始時期ですがサンロイヤルホテルの場合2038年、鴨池庭球場は2036年となっていて費用面、時間軸ともに鴨池庭球場に優位性があり、絞り込んだ形です。

庭球場にスタジアムを整備した場合のイメージ図を見てみましょう。

白波スタジアムや鴨池補助競技場に併設した形です。

そして、鴨池庭球場のテニスコートは川商ホールの近くに移設される計画です。

しかし計画には課題もあります。

図を見てみますと、サッカースタジアムは限られたスペースに敷きつめられている印象です。

このスペースの狭さや整備費を抑える観点で市が断念したのがスタジアムの複合化。

商業施設などを併設し、試合がない日でも集客を目指すというものでした。

当初市が描いていた“稼げる”スタジアムにするためにはどうするのか。

またテニスコートを川商ホール側に移設させることで、ホールの駐車場が60台削減される計画で、周辺の交通への影響がどうなるのかも検討する必要があります。

課題がある中でも一歩進んだスタジアム計画。

関係者はどう受け止めているのでしょうか?

塩田知事は「鹿児島市で考え方を整理した上で、県にも説明があると考えている。市の説明や県議会での議論を踏まえ、今後の対応を検討していきたい」とコメントしています。

また、県サッカー協会はより早期整備が可能な庭球場の選択を歓迎しました。

県サッカー協会・川畑佑樹会長
「色々な関係機関と協議しながら議論深められたら」

鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛代表は、「現在のスタジアムは様々な面で限界を迎えつつある。今回示された方向性を踏まえ、今後も関係者と議論を重ねながら、鹿児島のサッカーの未来につながるスタジアムの実現に向けて、クラブとしても真摯に取り組んでいく」とコメントしています。

一方、庭球場の移設が検討される中、県テニス協会はー

県テニス協会・加覧伸一理事長
「海岸により近づくので、より風も吹く。継続的な意見交換やらせてもらえたら。より高いパフォーマンスを発揮できるような施設につながるよう精一杯協力していきたい」

鹿児島市は県との話し合いなどを経て鴨池庭球場を正式な候補地とする計画で、スタジアムをめぐる動きについては今後も注目です。