高橋藍が躍動!バレー男子代表が鹿児島で"ロス五輪切符"へ最終調整 2500人が熱狂した紅白戦
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優勝すれば2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられるバレーボールアジア選手権に向け、男子日本代表が鹿児島県薩摩川内市で強化合宿を実施した。合宿最終日に公開された紅白戦には約2500人のファンが詰めかけ、会場は熱気に包まれた。「世界一をとってほしい」そんな声援が、選手たちへの期待の大きさを物語っていた。強化合宿は8月10日から薩摩川内市でスタートし、8月15日の最終日に紅白戦が一般公開された。チケットは完売。練習開始の2時間前から会場には多くのファンが集まり、選手の会場入りを一目見ようと人だかりができた。手作りうちわを持参したファンも見られ、選手が入ってくるたびに大きな歓声が上がった。
県内外から駆けつけたファンの思いはさまざまだ。「皆さんがはつらつとプレーしている姿を応援したい」「福岡県から来た。スパイクをバシッと決めるところを見たい」と、期待に胸を膨らませた声が会場に溢れた。
合宿最終日の練習では、キャプテンの石川祐希選手がコンディション調整のため不参加だったが、早速始まったスパイク練習に観客は沸いた。
紅白戦でまず会場を湧かせたのは、アウトサイドヒッターの高橋藍選手だ。レフトからの角度あるスパイクに加え、高い打点からのバックアタックを披露。日本代表の中心選手らしいキレのあるプレーに、スタンドのボルテージは一気に高まった。
ミドルブロッカーの西本圭吾選手は速攻を連発し、気迫あふれる表情で観客を魅了した。そして今合宿には、鹿児島商業高校出身のセッター、河東祐大選手も参加。強烈なスパイクで弾かれたボールを、椅子を倒しながら拾うビッグプレーを見せ、地元ゆかりの選手として一際大きな歓声を受けた。
約1時間にわたって行われた紅白戦。世界一を目指す選手たちのプレーを間近で見たファンからは、「近くで見てすごく感動した。サーブとか間近で見ると違うなと思った」「テレビでいつも見る選手たちを生で見られて、良い刺激になった」という声が上がった。
6日間の合宿を終えた高橋藍選手は、「この薩摩川内での6日間の練習から始まり、アジア選手権優勝に向けてつながる良い練習になった。ここで練習したことをしっかりとアジア選手権に向けて取り組んでいきたい」と手応えを語った。
鹿児島商業高校出身の河東祐大選手にとって、この地での合宿はひとしお感慨深いものだったようだ。「(鹿児島は)自然にあふれているので、練習終わった後に心が安らぐ。落ち着くので、オンとオフがしっかりできた合宿、充実した合宿になった」と振り返った。地元の風土が、選手のコンディション維持にも一役買った合宿となった。
バレーボールアジア選手権は、女子が8月21日から中国で、男子が9月4日から福岡で開幕する。優勝チームには2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権が与えられる、まさに命運を懸けた大会だ。
薩摩川内での強化合宿で積み上げた6日間の成果を携え、男子日本代表はアジア選手権の舞台へと向かう。「世界一をとってほしい」会場に集まった約2500人のファンの願いが、選手たちの背中を押している。