鹿児島県・龍郷町で「実家のみらい相談フェア」空き家片付けは段階的に
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放置空き家の発生防止と管理・活用を考える空き家所有者、相続予定者向けの相談会「わが家・実家のみらい相談フェア」が16日、龍郷町のりゅうがく館であった。参加者14人は講演を通して、スモールステップで進める空き家の片付け法や相続の基礎知識を確認した。専門家による個別相談会もあった。実家の相続について家族で話し合う機会を作ってもらおうと、同町が帰省シーズンに合わせ企画。今後2回の開催を予定しており、▽「管理活用・解体」(10月11日)▽「今からできる対策」(12月20日)――をテーマに講演、毎回個別相談を行う。
初回はステップ1講座として、住教育推進機構鹿児島の宇治野みゆきさん(51)が「片付けから始める空き家対策」について講話。
宇治野さんは「空き家活用には三つの選択肢(売る・貸す・解体)があるが、いずれも片付けから始まる」と説明、「今日は玄関だけ」「この部屋だけ」といったスモールステップで取り組むことを勧めた。
また、片付けを業者に依頼した場合(一般的な家庭で)約60万円、シロアリ駆除は約40万円必要になると例示し、放置するリスクは年々膨らむと解説した。
相続が発生した際の手順や手続きについては、カードゲーム形式で参加者自身が考える時間が設けられた。
担当課によると、町内で確認されている空き家は2025年度調査で178軒。半数が荒波地区(円・嘉渡・幾里・秋名)に集中しているという。
その一方、町内への移住相談件数は増加傾向にあり、25年度は157件。うち関東圏・近畿圏からの相談が77件と約半数を占めている。
〝空き家のミスマッチ〟と言われる状況に担当者は「家は放置すれば負の遺産となる。家族で話し合う機会を作り、思い出の詰まった実家を未来に残してほしい」と話した。
町内の空き家に関する相談は電話090・7760・9491企画観光課内「住もうディ!」。