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2026年熊本地震3週間 被災交通インフラ、復旧進む 宇城-八代で主要道路の通行再開 新幹線、南九州道の一部は不通
事件・事故 熊本日日新聞 👁 2

2026年熊本地震3週間 被災交通インフラ、復旧進む 宇城-八代で主要道路の通行再開 新幹線、南九州道の一部は不通

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 2026年熊本地震の発生から18日で3週間となった。交通インフラの復旧は徐々に進み、九州自動車道は14日に全線で通行を再開。熊本県内の国道3号や多くの県道も応急的な補修を終え、被害が大きかった宇城市と八代市を結ぶ主要道路は、17日に全て通行可能となった。一方、南九州自動車道や九州新幹線などは復旧時期が見通せない区間があり、物流や観光への影響が残る。

 地震発生後、九州道は八代市内で橋桁がずれるなどして松橋インターチェンジ(IC)-えびのIC(宮崎県えびの市)で通行止めが続いた。並行する国道3号や県道に車が流入したが、道路の亀裂や段差などで通行規制が敷かれ、渋滞が発生した。

 一時、支援物資やガソリン、自動車・半導体の関連部品などの輸送が滞り、被災者への物資供給や経済活動の足かせとなった。

 西日本高速道路は九州道の応急復旧を急ぎ、14日に全線で通行を再開した。ただ、一部区間は時速50キロ規制や対面通行となっている。

 国土交通省は宇城市から八代市にかけての国道3号で、亀裂を埋めたり、段差をなくしたりする工事を実施。県は17日、橋桁がずれていた県道八代不知火線の横江大橋(八代市鏡町)の通行止めを解除し、宇城市と八代市を結ぶ主要道路が全て通行可能となった。

 八代ジャンクション(JCT)-田浦ICで通行止めが続いていた南九州道は、18日に八代南IC-田浦ICで一般車両の通行が再開する。一方、八代JCT-八代南ICの復旧時期は見通せない。

 九州新幹線の熊本-新水俣は、橋桁のずれや線路の破断などで運休が続く。この区間に関し、JR九州は8月中に再開の見通しを発表する。在来線は、運転を見合わせている鹿児島線の宇土-八代の再開は見通せていない。代替バスは宇土-小川が19日、小川-八代が26日の運行開始を目指している。

 肥薩おれんじ鉄道は八代-水俣で運休が続く。復旧のめどは立っておらず、10日から代替バスの運行を始めた。

 木村敬知事は17日の災害対策本部会議後、「道路の復旧が進んでいることは評価したい。一方で、鉄道も被害を受けている。代替バスが新学期に間に合いほっとしているが、一日も早い復旧が望まれる」と述べた。政府の現地災害対策本部の津島淳本部長(内閣府防災担当副大臣)は「鉄道復旧に向け、国として技術的にしっかり支援する」と強調した。

 県は17日、2026年熊本地震の農林水産業関連の被害額が約841億円になったと発表した。15日時点の約381億円から2倍以上増えた。内訳は農地などの被害が608億円、農業施設が182億円など。(嶋田昇平)