「口座はヤクザが使っている」"鹿児島県警"を名乗る男の衝撃発言...指示通り郵便受けに置いた310万円がなくなる 80代女性が被害に 被害に気付いたきっかけは "新聞記事"(山形)
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山形県鶴岡市に住む80代の女性が、警察官を名乗る男らに現金310万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。犯人は「事件に関与しているか捜査する」「その金融機関にはヤクザがいる」などと話し、女性を巧妙に信用させていました。
■警察を名乗る男が「ヤクザとの関り」を指摘
警察によりますと、今年6月下旬、鶴岡市に住む80代女性の家の固定電話にNTTをかたる自動音声の電話がありました。
案内に従って番号を押したところ、女性はNTTの職員を名乗る男から「携帯電話の未納料金があるので、警察につなぎます」と言われ電話を転送されたということです。
そして、「鹿児島県警察緊急指令センターのアダチ」を名乗る男から「あなたの口座はヤクザが使っているものだとわかった」「あなたが事件に関与しているか捜査する」と言われました。
女性は「アダチ」の指示でインストールした「Signal」でビデオ通話をしたところ、「アダチ」が警察官の制服を着ているように見えたことから、本物の警察官だと信じ込んだということです。
■身の潔白を証明せよ、と迫る
さらに、「アダチ」から「あなたの身の潔白を証明するために口座にあるお金の札番号を調べる必要がある」と言われ、保有する預金の金融機関や残高を教えたところ、「その金融機関にはヤクザがいるので、全額下ろした方が良い」「現金を払い戻すときは、金融機関に潜んでいるヤクザから怪しまれないように、リフォーム代に使うなどと言うように」と言われ、女性はその指示に従い、複数回にわたり数日かけて現金を払い出しました。
その後、女性は「アダチ」から「今日、裁判官と警察官の2人がお金を受け取りに行く」「暴力団が見ているかもしれないので、自宅には入らない」「お金を封筒に入れ、自宅前の郵便受けに入れるように」と言われ、それまでに用意した現金310万円を郵便受けに入れたところ、その日のうちに現金はなくなっていたということです。
数日後、女性は特殊詐欺に関する新聞記事を見て、警察官がお金を預かることはないと知り、鹿児島県警察に確認の電話をして被害に気付きました。
■ホンモノの警察が絶対に言わないこととは
この被害は、犯人が警察官などを装って金銭を要求する「ニセ警察詐欺」という手口の特殊詐欺です。
犯人はウソの電話を無差別にかけ、「犯罪に関係するお金かどうか確認する必要がある」などと言って金銭を要求してきます。
警察では、警察官が電話やSNSなどを通じて現金を要求することは絶対にないとし、電話でお金の話が出たら一度電話を切り、家族や警察に相談するよう呼びかけています。