奄美の黒糖焼酎は11点が優等賞 26年酒類鑑評会審査結果
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熊本国税局は15日、2026年酒類鑑評会の審査結果を発表した。黒糖焼酎は一般の部で5製造場の5点、チャレンジの部で1製造場の1点、炭酸割りの部で5製造場の5点が優等賞を獲得した。一般の部の製造場の優等賞率は45%(前年40%)、出品数に占める優等賞率は22・7%(同35%)で、製造場は前年の優等賞率を上回った一方、出品数は前年を下回った。酒類鑑評会は、清酒と本格焼酎の2部門で学識経験者らが品質評価を行い、優秀な酒類製造技術を有すると認められた製造者や杜氏(とうじ)など製造責任者を顕彰するもの。今年は2~3月に審査があり、同国税局管内の鹿児島、熊本、大分、宮崎の4県から、本格焼酎656点(151製造場)、清酒87点(19製造場)が出品された。
本格焼酎は一般の部に延べ192製造場の433点、チャレンジの部に78製造場の118点、炭酸割りの部に105製造場の105点の出品があった。昨年始まったチャレンジの部は、アルコール度数35度以上を対象に、香味の複雑性や余韻の良さ、長さを審査。炭酸割りは、爽やかな切れ味の良さや二口目を飲みたくなるかなどを重視し審査した。
鹿児島県全体では、本格焼酎部門に83製造場349点が出され、44製造場70点が優等賞に選ばれた。一般の部は延べ102製造場の233点、チャレンジの部に41製造場の65点、炭酸割りに51製造場、51点の出品があり、県内の優等賞は一般の部32製造場45点、チャレンジが4製造場5点、炭酸割りが20製造場20点だった。
黒糖焼酎は一般の部に奄美群島の11製造場から22点が出品されたほか、チャレンジの部、炭酸割りの部にも出品があり高く評価された。
本格焼酎部門の出品点数の優等賞率を県別にみると、一般の部は大分53・2%、熊本33・3%、宮崎29・5%、鹿児島19・3%の順。原料別では麦35・0%、米・その他27・1%、甘藷(かんしょ)23・6%、黒糖22・73%と続いた。
熊本国税局鑑定官室の小濱元室長は黒糖焼酎について「ミカンのようなすっきりした香味のもの、糖蜜のような甘い香りとそれに伴う甘みを感じるもの、黒糖直接投入製法由来のフレッシュな黒糖の香りが特徴的なものが出品され、いずれもバランスの取れたレベルの高いものとなっていた」と講評した。