カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。

← 一覧
「風で飛ばされそうになった」台風13号が奄美に深い爪痕――農家からは「やめるか続けるか」の声も
自然・火山 KYT鹿児島読売テレビ 👁 1

「風で飛ばされそうになった」台風13号が奄美に深い爪痕――農家からは「やめるか続けるか」の声も

📰 全文
 先週、奄美地方を暴風域に巻き込んだ台風13号。強風域を抜けるのに3日以上かかり、雨や風が長い時間にわたって猛威を振るいました。奄美市では、強風によるケガ人が出たほか、各地で建物への被害などが相次ぎました。

(記者)
「午前6時半を過ぎました、奄美市です。現在、大粒な雨、かなり強い風が吹いている。屋根の下にいるがしっかりと立っていないと、飛ばされるくらいの強い風が吹いています」

 先週、奄美地方を暴風域に巻き込んだ台風13号。奄美市では風にあおられて転倒し2人がケガ、このうち30代の女性は顔の骨を折る重傷です。吹き荒れる雨と猛烈な風で、建物への被害も相次ぎました。強風の影響か、壁がはがれ落ちてしまった建物に。看板が落下したメガネ店。さらに・・・。

(記者)
「奄美市名瀬有屋町にある公民館。こちらでは、土俵のやぐらが、台風の影響で倒壊している」

9日までに住宅の半壊が7棟、一部破損が74棟確認され、住宅以外の被害も76棟に上っています。また、停電は最大4万戸以上で発生。一部で現在も続いていて、奄美市と瀬戸内町では、10日夜遅くに復旧する見込みだということです。

 強風域を抜ける前に、各地で復旧作業が始まり、看板が落下したメガネ店も、片付けに追われていました。

(光学堂名瀬店・松山隆志店長)
「上の方の壁から、昨日の強風にあおられて落ちたみたいで唖然とした。作り直しになるのか、まだ使えるのかわからない」

 瀬戸内町では農作物への被害も。

(瀬戸内町の農家・矢島 武範さん)
「もう風で全部持っていかれた。野菜の実がなっていても、あぁいう状態になったら使い物にはならない」

6月の台風6号でも大きな被害を受けたというこちらの農家。自然と向き合うことの過酷さを言葉に滲ませました。

(瀬戸内町の農家・矢島 武範さん)
「自然の問題だから何とも言えないけど、やるしかないからね。結局、それに負けて、もうやめるかやるかの問題。農家というのはそんなもん」

 強風域に入ってから3日以上が経過した9日の朝。奄美地方の北部はようやく強風域を抜けました。軒並み欠航が続いていた空の便も運航を再開しました。

(京都から)
「疲れましたね。お金もかかったし、4日に入って6日に帰る予定が今日まで延びちゃって、風で飛ばされそうになったのが、初めてだったので怖かった」

 奄美地方を雨と風で襲った台風13号。各地で爪痕が残っています。