「こんなに長く続くとは」 停電4日目、疲労色濃く 奄美大島 台風13号
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台風13号の通過後も停電が続く鹿児島県の奄美群島では、生活への影響が長期化している。9日午後8時現在、奄美群島の5市町村で計5790戸が停電。奄美大島と喜界島、与論島では通信障害も続いている。営業を再開したスーパーマーケットには停電が続く地域から飲料や食料品を求める人たちが訪れ、奄美市内のコインランドリーも混雑。住民からは「こんなに停電が続くとは」「そろそろ限界」との声が漏れた。一方、群島と各地を結ぶ空の便は9日から運航を再開した。九州電力によると、9日午後8時現在の市町村別の停電戸数は、奄美市約3460戸、大和村約10戸、宇検村約30戸、瀬戸内町約890戸、龍郷町約1430戸。復旧見込みは奄美市と大和村、宇検村、龍郷町で11日午前中、瀬戸内町で確認中となっている。
停電の長期化を受け、各自治体は役場などに住民が自由に利用できる充電スポットを設置した。
奄美市の笠利総合支所では、笠利町用安の70代男性が「集落放送を聞いて駆け付けた。丸2日間停電しており、冷蔵庫の中身は諦めた。電力会社の苦労は分かるが、復旧の見通しだけでも発信してくれれば安心につながる」と早期復旧を願っていた。名瀬総合支所では、同市名瀬仲勝の男性(37)が「子どもを風呂に入れるためにガスでお湯を沸かし、浴室に移している。大人は水風呂でがまん」と苦笑い。龍郷町から訪れた40代男性は「エアコンが効かず家の中が暑い。子どもも寝苦しそうにしている」と語った。
奄美市中心部のコインランドリー各店には、停電が続く地域から洗濯物を抱えた住民が次々と訪れた。車で約1時間離れた島北部から家族9人分の洗濯物を持ち込む利用客も。
同市笠利町から訪れた女性は「着替えをできるだけ我慢してきたが、停電も3日目で限界」と話し、通信障害で情報が得られない状況も続いているとして「いつ停電や電波が直るかが一番気になる」と不安を語った。同市名瀬浦上町の70代女性と名瀬和光町の60代女性は「まさか名瀬でこんなに停電が続くとは」と肩を落とし、龍郷町の40代女性も「少しでも早く復旧してほしい」と訴えた。