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龍郷町教育民泊 北海道の小学生20人 自然環境人材育成ツアー 特定外来生物 オオフサモ除去 鹿児島県
ビジネス 奄美新聞 👁 2

龍郷町教育民泊 北海道の小学生20人 自然環境人材育成ツアー 特定外来生物 オオフサモ除去 鹿児島県

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 鹿児島県龍郷町が、交流人口の拡大と地域経済の活性化などを目的に2024年度から本格的な受け入れを始めた教育民泊「かんもーれ! たつごう民泊」で、北海道から小学生を中心とした環境保護教育ツアー30人が訪れた。7月28日から8月1日まで町内に滞在した一行は30日、大勝集落を流れる半田川で外来植物の駆除に取り組み、自然保護の困難さを体感した。

 同教育民泊は、島外の小中高校生が修学旅行や研修旅行で町内の一般家庭に宿泊し、奄美独自の自然やシマ唄・シマ口・郷土料理といった文化に触れあうもの。交流は、住民の生きがい創出にもつながるとして、町は年間500人の来町目標を掲げ、力を入れている。

 訪れたのは、北海道江別市に本部のある公益財団法人草野河畔林トラスト財団(草野貴友理事長)が主催する環境ツアー。道内の小学5・6年生を対象に自然についての作文を募集し、20人を選考した。

 一行は28日、新千歳空港から羽田を経由し奄美入り。奄美自然観察の森を訪れ、指導員の川畑力さん(47)の案内で、池にすむ水生昆虫やイモリなどの両生類、森を飛び交う野鳥などを観察した。

 3日目の30日午後は、同ツアーが目的とする「環境保護思想の深耕」と「自然環境を次世代に引き継ぐための人材育成」のため、外来種駆除を体験。

 訪れた半田川上流は、特定外来生物に指定されている水生植物のオオフサモの侵入・繁殖が確認されている場所。町は3月、重機を導入して大規模な駆除作業を実施したものの、わずかな期間で再繁殖していた。

 子どもたちは、流れの穏かな水面を覆うように群生するオオフサモを手作業で丁寧に抜いた。オオフサモは、わずかな根や茎から再生するため、随行した関係者は、ちぎれた断片もきれいに除去するよう厳しく指導していた。

 札幌市から参加した小学6年の重原直(なお)君(12)は「このまま増え続けたら奄美の生態系が崩れてしまう。わずかな時間での作業だったが、自然を維持することの大変さが分かった。できれば半年後、1年後、この場所がどうなっているのか確認したい」と関心を高めていた。

 同ツアー団長の草野賀文(よりふみ)さん(66)は「体験することで環境保護への認識が高まり、造詣が深まる。北海道に帰り行う発表会で、子どもたちがどう感じたのか、これからどう向き合うのか聞くことになる。楽しみ」と話した。