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富国製糖原料搬入終了 15年ぶり3万㌧回復 順調生育で当初見込み上回る 鹿児島県奄美市笠利町
自然・火山 奄美新聞 👁 1

富国製糖原料搬入終了 15年ぶり3万㌧回復 順調生育で当初見込み上回る 鹿児島県奄美市笠利町

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 鹿児島県奄美市笠利町の富国製糖奄美事業所は15日、2025~26年期の原料サトウキビの搬入を終了した。生産量(搬入量)は前年実績を4497㌧上回る3万50㌧となり、当初見込みを約2500㌧上回った。順調な生育によるもので、3万㌧回復は15年ぶり。

 今期は昨年12月10日に製糖を開始。圧搾終了は今月16日、製糖終了は17日を予定しており、製糖期間は128日となる予定。

 地区別の生産量は奄美市笠利町2万8734㌧(前年実績比4252㌧増)、同名瀬103㌧(同28㌧増)、龍郷町1213㌧(同217㌧増)。いずれも前年実績を上回った。収穫面積は前期実績比19㌶減の512㌶。夏植え(10・5㌶減)の減少が目立つ。

 品質面では平均甘しゃ糖度の最高は18・8度(前期実績比1・8度増)、最低は10・3度(同1・8度増)と上昇。基準糖度帯(13・1度~14・3度)は全体の24・24%(前期45・1%)、14・4度以上71・78%(同36・0%)となり、基準糖度帯以上が7割を占め、品質面も良好だった。

 今期の状況について同事業所の里真之農務部長は「例年にない早い梅雨明けにより干ばつ被害も心配されたが、台風被害もなく、特に7月中旬以降の高温時の降雨により順調な生育となった。近年は収穫直後の施肥、中耕を実践する生産者が増加してきているのも単収増加の要因の一つ」と分析し、「今後も生産者の皆さまには適期管理作業の徹底により、来期の原料確保に向けて励んでいただき、関係機関とともにサトウキビ産業を盛り上げていければ」としている。

 なお、収穫状況はハーベスター収穫率99・31%(前年実績98・80%)、同トラッシュ率10・91%(同10・97%)、全体トラッシュ率は10・85%(同10・86%)となった。