台風13号 鹿児島県奄美群島、広範囲に爪痕 奄美市で2人重軽傷、各地で土砂崩れや建物被害 3万5千戸で停電続く
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大型で非常に強い台風13号は8日朝にかけて、奄美地方を暴風域に巻き込み通過した。奄美群島では強風や大雨により、土砂崩れや建物の損壊などが相次いで発生。奄美市では2人が重軽傷を負ったほか、被害は住家や農作物、公共施設などへと広範囲に影響が及んだ。九州電力送配電によると、奄美群島では約3万5千戸で停電が続いている。名瀬測候所によると7日、奄美市名瀬で最大瞬間風速42・5㍍(午後4時40分)を観測した。与論島、瀬戸内町古仁屋、天城でも最大瞬間風速は40㍍を超えた。5日午後4時の降り始めから8日午後4時までの降水量は、奄美市名瀬で476・5㍉、瀬戸内町古仁屋で386・0㍉、天城で332・5㍉などの大雨に見舞われた。
県によると8日午後4時現在の住家被害は、与論町の住家で屋根が壊れ1棟が半壊した。一部損壊は11棟(大和村1、宇検村2、瀬戸内町2、徳之島町2、与論町4)で、宇検村では4棟の床下浸水を確認。非住家は、牛舎屋根の倒壊など28棟(奄美市4、宇検村5、瀬戸内町10、天城町1、知名町2、与論町6)で、公共施設は、徳之島町、天城町、与論町の計4施設でトタン屋根が飛散したり、窓ガラスが割れたりする被害が確認された。学校施設は、学校5校と体育館1棟で倉庫扉の破損などが確認された。
奄美市によると同市名瀬で7日午後4時40分頃、30代女性が風にあおられて転倒、顔面を強打し骨折した。女性は重傷で病院に搬送されて治療中。命に別条はないという。7日は同市笠利町でも60代男性が風にあおられ転倒し、軽傷を負っていた。
九州電力送配電によると午後5時現在、奄美群島で約3万5370戸が停電している。宇検村、大和村、喜界町では9割超が停電。一時は最大4万1千戸以上が停電した。
大和村の今里、名音、戸円地区では約236戸が断水。備蓄用のペットボトルを配布するなど対応にあたっているという。
県のまとめによると、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクで携帯電話がつながりにくいなどの通信障害が発生した。ガスなど、その他の被害はまだ確認されていない。